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仏壇じまいの時期はいつ?きっかけ別の目安と混む時期

仏壇じまいの時期はいつ?きっかけ別の目安と混む時期

こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!

仏壇じまいに「この時期でなければいけない」という決まりはなく、ご家族の区切りや住まいの期限に合わせて決めてよいという考え方が一般的です。期限がある方は1〜2ヶ月ほど前から動き始め、土日・お盆・お彼岸・年末の混雑を避けて日程を組めば、慌てずに進められます。

この記事は、親が亡くなったあとの実家の仏壇や、引っ越し・住み替えで置けなくなる仏壇について「いつ片付ければいいのか」「早すぎて失礼にならないか」と迷っている方に向けて書いています。

この記事でわかること

  • 仏壇じまいに決まった時期があるのか、四十九日前でもよいのか
  • 引っ越し・解体・施設入居など、きっかけ別の時期の目安
  • 縁起よりも気をつけたい「混み合う時期」
  • 退去日・解体日から逆算するスケジュールと、年内に終えたい場合の段取り
  • 時期を決めきれないときの、捨てずに小さく残すという選択肢

【早わかり】仏壇じまいの時期の要点

  • 仏壇じまいに決まった時期はなく、家族の区切りや住まいの期限に合わせて決めるのが一般的です(宗派・寺院によって考え方は異なります)
  • 六曜(大安・仏滅など)は仏教とは関係がありません。日取りよりも、予約の取りやすさを優先して日程を組むのがおすすめです
  • 気をつけたいのは縁起より混雑です。土日・お盆・お彼岸・年末は僧侶の予約が埋まりやすく、年末は粗大ごみの予約が集中すると案内している自治体もあります
  • 期限がある場合は1〜2ヶ月ほど前から動き始め、年内に終えたいなら10〜11月に相談を始めるのが目安です(自社調べ)
  • 結壇のリメイクなら、期限に合わせるのは引き取り日までです。供養込みで約2〜3ヶ月で届きます(一般的なリメイク業者は3ヶ月〜半年程度・自社調べ)
結壇 監修者 稲垣亘佑

この記事の監修者

稲垣 亘佑いながき こうすけ

創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。

仏壇じまいに決まった時期はない

仏壇じまいに決まった時期はない

仏壇じまいには「いつまでに」「この月に」といった決まりは特になく、実際にはご家族の気持ちの区切りや暮らしの事情に合わせて時期を決める方がほとんどです。ただし宗派やお寺によって考え方は異なるため、菩提寺(ぼだいじ=先祖代々のお墓やお付き合いのあるお寺)がある方は、時期を決める前にひと言相談しておくと話が早く進みます。

仏壇じまいとは、仏壇を閉眼供養したうえで手放したり、小さな形に移したりして、今の仏壇での供養に区切りをつけることです。閉眼供養(へいげんくよう)とは、仏壇やご本尊から魂を抜くための儀式で、「魂抜き」とも呼ばれます。宗派によって考え方が異なり、「魂抜き」「閉眼供養」という言葉を使わない宗派もあります。ご自身の宗派の正式な進め方は、菩提寺に確認すると確実です。

店頭でも「いつやればいいのか分からなくて」というご相談をよくいただきます。時期に正解があるわけではないので、「家族が納得して手を合わせられるタイミングかどうか」を物差しにしていただくのがいちばんだと、私は考えています。全体の進め方は仏壇じまいのやり方と流れにまとめています。

四十九日の前でもよいのか

亡くなってすぐ、四十九日の前に仏壇じまいを進めてはいけないという決まりはない、と考えるのが一般的です。ただ、四十九日法要などで仏壇やお位牌を使う予定があるなら、法要を終えてからにしたほうが段取りはスムーズです。法要の場所やお位牌の扱いが仏壇じまいと関わってくるためです。

お寺によって考え方が違うところでもあるので、早めに進めたい事情がある方は、その事情も含めて菩提寺に相談してみてください。

きっかけ別・仏壇じまいの時期の目安

きっかけ別・仏壇じまいの時期の目安

時期の決め方は、退去日や解体日のような「期限があるきっかけ」と、継承者がいない・管理が負担といった「期限がないきっかけ」で大きく変わります。期限があるなら期限から逆算し、期限がないなら家族が集まって話し合える時期を選ぶ、というのが基本の考え方です。

きっかけ 時期の考え方 期限 動き始めの目安
四十九日・一周忌・三回忌などの法要 法要の節目に合わせると気持ちの区切りをつけやすい。親族が集まる場で相談もしやすい なし 法要の1〜2ヶ月前に家族で相談
引っ越し・住み替え 退去日・新居への入居日に間に合わせる あり 1〜2ヶ月前
介護施設への入居 入居日や自宅の片付けの時期に合わせる あり(施設側の事情による) 入居が決まった時点
実家の建て替え・解体 解体工事の着工前に、供養と運び出しを済ませる あり 1〜2ヶ月前
実家・空き家の売却 引き渡しまでに室内を空にする あり 売却活動と並行して
墓じまい 墓じまいの段取りとあわせて考える 墓じまいの日程による 墓じまいの相談と一緒に
継承者がいない・管理が負担 期限はない。家族が元気で話し合えるうちに なし お盆・年末年始など家族が集まる機会
年内に終わらせたい 12月はお寺・業者・自治体とも混み合いやすい あり(自主的な期限) 10〜11月に相談開始

※動き始めの目安は自社調べです。

三回忌は亡くなってから満2年に営むのが一般的ですが、回忌の数え方や営み方は宗派やお寺で異なる場合があります。法要の節目に合わせたい方は、菩提寺に日程を確認してから仏壇じまいの時期を決めると、二度手間になりません。

それぞれの事情に合わせた進め方は、解体前の仏壇の扱い、空き家を売却するときの仏壇、引っ越し先に仏壇が置けないとき、介護施設に入居するときの仏壇で詳しく書いています。

避けたほうがよい時期は「縁起」より「混雑」

仏壇じまいの日程を組むとき、まず気にしていただきたいのは縁起よりも、お寺や業者、自治体の予約が取りにくい「混み合う時期」です。縁起の話と段取りの話を分けて考えると、日取りの迷いがかなり減ります。

大安・仏滅などの日取りは気にしなくてよい

六曜(ろくよう)とは、暦に書かれている「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6つの日の巡りのことです。六曜は仏教とは関係がないため、仏壇じまいの日取りにこだわる必要はないという考え方が一般的です。

とはいえ、ご親族の中に気にされる方がいらっしゃるなら、その気持ちを大事にして日を選ぶのもひとつの考え方です。家族みんなのご先祖さまのことなので、全員が気持ちよく手を合わせられる日を選んでいただければと思います。

混み合いやすい時期と工程

予約が取りにくくなるのは、主に次の時期です。

工程 混みやすい時期 気をつけたいこと
家族・親族の合意 ― 家族によって数日〜数週間かかる。最初に時間を取っておく
閉眼供養の予約 土日・お盆・お彼岸・年末 お寺の行事と重なると希望日が取りにくい。早めに相談する
仏壇の中身の整理 ― 1〜2日ほど見ておく。最終確認は引き取り時に業者と一緒に
本体の処分・引き取り 年末 粗大ごみは年末に予約が集中すると案内している自治体もある

お盆やお彼岸は、お寺がもっとも忙しい時期のひとつです。土日に家族が集まって閉眼供養を、と考える方は多いので、週末はどうしても予約が埋まりやすくなります。

粗大ごみとして出す場合、費用は数百円〜2,000円程度(自治体により異なる)ですが、年末は申し込みが集中するため早めの予約を呼びかけている自治体があります。手数料が改定されることもあるので、申し込む時点の料金をお住まいの自治体で確認してください。

期限から逆算する仏壇じまいのスケジュール

期限から逆算する仏壇じまいのスケジュール

退去日や解体日などの期限がある方は、期限の1〜2ヶ月ほど前から動き始めるのが目安です(自社調べ)。いちばん時間が読みにくいのは家族の相談と閉眼供養の予約なので、ここを先に片付けておくと、あとの工程が組みやすくなります。

  1. 家族・親族で話し合う(期限の1〜2ヶ月前):仏壇をどうするか、お位牌やご本尊をどうするかを決めます。トラブルを防ぐためだけでなく、家族みんなのご先祖さまだからこそ、丁寧に向き合う時間を取りたいところです。進め方は仏壇じまいで親族に相談するときのポイントを参考にしてください
  2. 依頼先と菩提寺に連絡する:処分を頼む先(仏壇店・専門業者・自治体など)を決め、菩提寺がある場合は閉眼供養の相談をします。閉眼供養を執り行うのはお寺・僧侶で、仏壇店は僧侶を手配する立場です
  3. 閉眼供養と引き取りの日程を決める:期限ぎりぎりではなく、予備日を残して組みます。閉眼供養のお布施は、1万〜5万円程度(自社調べ)をお包みする方が多いです
  4. 仏壇の中を整理する:お位牌・過去帳・写真・手紙などを取り出します。隠し引き出しなどは家族だけでは見落としやすいので、引き取りの際に業者と一緒に最終確認をしてください
  5. 閉眼供養・引き取り:供養を終えてから運び出します。期限の数日〜1週間前までに終えておくと、天候や体調の変化があっても慌てずに済みます

工程ごとの日数や依頼先別の段取りは仏壇処分の流れと日数、準備の抜け漏れチェックは仏壇処分の準備チェックリストにまとめています。

年内に終わらせたい場合の段取り

年内に仏壇じまいを終えたい方は、10〜11月には相談を始めておくと安心です(自社調べ)。12月はお寺・仏壇店・自治体ともに混み合うことが多く、直前の依頼では希望の日が取れないことがあるためです。

時期 やること
10月〜11月上旬 家族で相談し、依頼先と菩提寺に連絡する
11月 閉眼供養と引き取りの日を決め、仏壇の中を整理する
12月上旬〜中旬 閉眼供養・引き取り
12月下旬 予備日として空けておく(ここを本番にしない)

依頼先によって日程の決めやすさが変わる

どこに頼むかによって、日程を自分で組む必要がある部分が変わります。費用の比較は仏壇じまいの費用で詳しく扱っているので、ここでは日程の面に絞って比べます。

依頼先 日程の決まり方 供養 気をつけたいこと
自治体の粗大ごみ 収集日は自治体の予定に合わせる なし(別途お寺に依頼) 運び出しは自分で行うのが基本。年末は予約が集中しやすい
不用品回収業者 日程の融通は利きやすい ない場合が多い 供養は別に手配が必要。費用は1万〜4万円程度(自社調べ)
仏壇店・専門業者 引き取り日を相談して決める 僧侶の手配まで任せられることが多い 供養と引き取りの日程を一本化しやすい
結壇の仏壇処分 引き取り日を相談して決める オプションで提携寺院が全宗派対応で供養(お布施不要) 当日は立ち会いのみ。供養完了の証のプレートは供養後約1〜2ヶ月で届く
結壇のリメイク 引き取り日を相談して決める 供養込み 期限に合わせるのは引き取りまで。完成品は約2〜3ヶ月で届く

手放すと決めていて、供養から引き取りまでまとめて任せたい方は、結壇の仏壇処分サービスの料金と内容をご覧ください。全国対応(一部地域を除く)です。

期限がない場合の時期の決め方

期限がない場合の時期の決め方

継承する人がいない、管理が体力的に大変になってきたといった理由で、期限がないまま仏壇じまいを考えている方は、「家族が元気で、一緒に話し合えるうちに」を目安にしていただくのがおすすめです。期限がないぶん先送りになりやすいのですが、相談できる人がいるうちに決めておくと、後から悔いを残さずに済みます。

話し合うきっかけとして使いやすいのは、お盆や年末年始のように家族が集まる時期です。法要の節目も、親族が顔をそろえる場になるので相談しやすいタイミングです。ただ、お盆やお彼岸はお寺が忙しい時期なので、「その時期に話し合い、閉眼供養は少しずらして行う」と分けて考えると予約が取りやすくなります。

時期がなかなか決められない理由が「手を合わせる場所がなくなるのが寂しい」という気持ちなら、無理に急ぐ必要はありません。そういう方にこそ知っておいていただきたいのが、次に紹介する方法です。

時期に迷うなら、捨てずに小さく残すという選択肢

時期に迷うなら、捨てずに小さく残すという選択肢

仏壇じまいは「処分する」か「今の仏壇をそのまま残す」かの二択だけではなく、仏壇の一部を活かして手のひらサイズの仏壇に作り直す方法もあります。仏壇のリメイクを手がける業者は少なく、あまり知られていない方法ですが、区切りをつけながら手を合わせる場所を残せるのが、処分との大きな違いです。

結壇では、引き取った仏壇の扉や彫刻、木材などを活かして小さな仏壇に作り直しています。どこを残すかは「この彫りは残したい」といったご要望を職人がうかがいながら決めます。1つの仏壇から複数の小さな仏壇を作り、ご兄弟や親族で形見分けすることもできます。

時期の面でいうと、期限に合わせる必要があるのは引き取りの日までで、引き取り日はご相談のうえ調整します。結壇では引き取ったあとに提携寺院で供養(魂抜き)を行い、そのうえで製作に入ります。ご自身でお寺の予約を取る必要がなく、供養の費用も料金に含まれているので、日程がお寺の繁忙期に左右されにくいのも特徴です。菩提寺がある方は、先に菩提寺へご相談ください。

比較項目 一般的なリメイク業者 結壇
費用 30万〜100万円程度(自社調べ) 118,000円〜(税込)+引き取り費18,000〜51,000円(地域別)
納期 3ヶ月〜半年程度(自社調べ) 約2〜3ヶ月(オリジナルオーダーは約3ヶ月)
供養(魂抜き) 行わないことが多い 供養したうえで加工・費用は料金に含む
サイズ 業者による 手のひらサイズまで小さくできる
家族で分ける 業者による 1つの仏壇から複数作れる。2つ目以降は30,000円OFF

法要で親族が集まる時期は、「みんなで1つずつ持てる形に作り直そうか」と話し合うよい機会にもなります。サービスの流れは結壇のサービス内容、料金の詳細は結壇の料金ページ、実際にご利用いただいた方の感想は結壇のお客様の声、細かな疑問は結壇のよくあるご質問でご覧いただけます。時期が決まっていない段階でも、結壇へのお問い合わせからのご相談を歓迎しています。

今すぐ動くのがおすすめな人・急がなくてよい人

時期の決め方は人それぞれですが、状況によって「早めに動いたほうがいい人」と「急がなくてもいい人」がはっきり分かれます。

こんな人におすすめ(今から動き始めたい人)

  • 退去日・解体日・引き渡し日・施設への入居日が決まっている人
  • 年内に仏壇じまいを終えたい人
  • お盆・お彼岸・年末に閉眼供養を予定している人
  • 親御さんが元気なうちに、家族で話し合っておきたい人

おすすめしない人(まだ急がなくてよい人)

  • 家族・親族の気持ちがまだそろっていない人
  • 四十九日や一周忌などの法要で、今の仏壇を使う予定がある人
  • 「手放す」か「残す」かで迷っていて、気持ちの整理がついていない人(先に小さく残す方法を検討してみてください)

よくある質問

相続放棄を考えている途中で、仏壇じまいを進めてもよいですか?

仏壇は相続財産とは別に扱われるものですが、相続手続きの途中で処分してよいかどうかは状況によって判断が分かれることがあります。相続放棄を検討中で迷っている場合は、仏壇を手放す前に弁護士や司法書士などの専門家に相談してください。

墓じまいと仏壇じまいは、どちらを先にすべきですか?

決まった順番はありません。同じお寺に閉眼供養をお願いする場合は、日程をまとめて行える場合もあるので、墓じまいの相談をする際に仏壇のことも一緒に菩提寺へ伝えておくと、何度も足を運ばずに済みます。

閉眼供養と仏壇の引き取りは、同じ日にできますか?

依頼先や僧侶の都合にもよりますが、同じ日にまとめることも、日を分けることもできます。同じ日にするなら、僧侶の到着時間と引き取りの時間を、供養が先になるように調整しておくのがポイントです。

親が存命のうちに仏壇じまいを進めてもよいですか?

ご存命のうちに進めることも、一般的には差し支えないと考えられています。ただ、毎日手を合わせてきた親御さんにとって仏壇は特別なものなので、どうするかは親御さんの気持ちを聞きながら一緒に決めていただくのがいちばんです。

仏壇じまいをしたあと、法要はどこで営めばよいですか?

仏壇がなくても法要は営めます。お寺の本堂や自宅、法要会場などで行われることが多く、お位牌をどこに置くかによっても変わるため、会場は菩提寺と相談して決めてください。

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