
こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!
神棚は、お札(お神札)を神社に納めたうえで、本体は神社でのお焚き上げや自治体のごみ収集などで処分できます。魂入れ(御霊入れ)をしていない神棚はそのまま処分できるという考え方が一般的ですが、作法や要否は神社・地域によって異なるため、迷ったら氏神神社(近くの神社)に確認してから進めると、後から悔いを残さずに済みます。
この記事でわかること
- 神棚じまいの手順(神棚の処分の仕方4ステップ)と、処分の前に確認しておきたいこと
- 神棚の処分方法5つと、それぞれの料金の目安・組み合わせ例
- 神社への返し方と、本体を断られたときの対処
- お札・神具・お供え物の品目別の片付け方
- 仏壇と神棚を同時に整理するときの段取り
【早わかり】神棚処分の要点
- お札は神社の古神札納所(古いお札の納め所)やどんど焼きに納める。費用は無料〜数千円程度(自社調べ)
- 神社に御霊抜きとお焚き上げをお願いする場合の目安は5,000円〜3万円程度(自社調べ)。本体を断られたら、郵送のお焚き上げか自治体のごみで片付けられる
- 木製の神棚は燃えるごみとして出せる自治体もある。粗大ごみでも数百円〜2,000円程度(自治体により異なる)
- 陶器・金属・ガラスの神具はお焚き上げできないため、自治体の分別ルールに従って処分する
- 仏壇も一緒に整理するなら、神棚は神社・仏壇は寺院と相談先が分かれる。先に供養の日程を押さえるのが段取りのコツ
神棚と一緒に仏壇も整理する方へ。神棚は神社、仏壇はお寺と相談先が分かれますが、仏壇の処分・供養はまとめて相談できます。
▶ 仏壇を手放すなら: 結壇の仏壇処分(全宗派の供養に対応)
この記事は、引っ越しや実家じまい、リフォーム、介護施設への入居などをきっかけに、神棚を維持できなくなった方に向けて書いています。実家の片付けでは仏壇と神棚が同時に出てくることも多いので、両方をまとめて進める段取りにも触れます。店頭でお客さまにお話しする流れのまま、順番に説明していきますね。
稲垣 亘佑いながき こうすけ
創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。
神棚じまいの手順|処分の仕方は4ステップ

神棚じまいとは、これまでお祀りしてきた神棚を片付け、お札を神社にお返しして区切りをつけることです。処分までの全体の流れは、次の4ステップです。
- 神棚の中のお札を外し、神社に納める
- 魂入れをしたかどうかを確認する
- 魂入れをしていた場合は、御霊抜きを神社に依頼する
- 本体と神具を分けて、それぞれ処分する
この順番どおりに進めれば、神棚の処分は難しくありません。お札を先に神社へ納めておくと、本体を片付けるときに「中に何か残っていないか」と迷わずに済みます。本体をどの方法で手放すかは、次の章で料金と一緒に比べていきます。
神棚はそのまま捨てていい?処分の前に確認したいこと
結論から言うと、神棚の本体は、準備さえ済ませれば最終的に家庭ごみとして処分することもできます。その準備が、「お札を外すこと」と「魂入れをしたかどうかを確かめること」の2つです。
神棚とは、神社でいただいたお神札(おふだ)をお祀りするための棚のことです。処分するのはあくまで棚の部分で、中のお札は神社に納めるのが基本の形です。お札を入れたままごみに出してしまい、後から気に病む方が本当に多いので、まずは扉を開けて中身を確認してください。
次に、魂入れの有無を確認します。魂入れ(御霊入れ)とは、神棚を新しく設けるときに神職に来ていただいて行う祈祷のことです。魂入れをしていない神棚は、通常のごみとして処分できるという考え方が一般的です。一方で魂入れをした神棚は、御霊抜きというお祓いを済ませてから処分する方が多くいらっしゃいます。長年家を見守ってもらった感謝を伝えて、気持ちに区切りをつけるためです。
「魂入れをしたかどうか分からない」という場合は、神棚を設けたときのことを知っていそうな家族・親族に聞いてみてください。誰にも確認できないときは、氏神神社の社務所に事情を話して相談すれば大丈夫です。作法や要否の考え方は神社や地域によって異なるので、正解をひとりで抱え込む必要はありません。
神棚を処分する方法5つと費用の目安

神棚本体の処分方法は、大きく分けて次の5つです。費用は無料で済むものから、神社に丁寧にお願いして3万円程度までと幅があります(自社調べ。家財とまとめて業者に頼む場合は別)。
| 方法 | 費用の目安 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| ① 神社で御霊抜き+お焚き上げ | 5,000円〜3万円程度(自社調べ) | 最も丁寧。神棚本体を受け付けるかは神社により異なる |
| ② 郵送のお焚き上げサービス | 1箱あたり5,000円〜1万円程度(自社調べ) | 遠方・多忙な方向け。供養証明書が届くサービスもある |
| ③ 神棚販売店・仏壇店の引き取り | 5,000円〜3万円程度(自社調べ) | 買い替えとセットが基本。祈祷の手配可否を確認 |
| ④ 不用品回収・遺品整理業者 | 1万〜4万円程度(自社調べ・家財一式の場合は別見積もり) | 実家整理で家財とまとめて処分する場合に |
| ⑤ 自治体のごみ収集 | 無料〜2,000円程度(自治体により異なる) | 木製本体を燃えるごみで出せる自治体もある。お札は外して神社へ |
神棚の処分にかかる料金の組み合わせ例
神棚の処分にかかる料金は、「お札をどこに納めるか」と「本体をどう片付けるか」の組み合わせで決まります。よくある組み合わせを並べると、次のようになります(いずれも自社調べ。地域や神社によって異なります)。
| 組み合わせ | 料金の目安 | こんな場合に |
|---|---|---|
| お札だけ神社に返納+本体は自治体の燃えるごみ | 無料〜数千円程度 | 魂入れをしていない神棚 |
| お札を神社に返納+本体は自治体の粗大ごみ | お札の返納(無料〜数千円程度)+粗大ごみ手数料(数百円〜2,000円程度) | 指定袋に入らない大きさの神棚 |
| 神社で御霊抜き+本体のお焚き上げ | 5,000円〜3万円程度 | 魂入れをした神棚、長年お祀りしてきた神棚 |
| 郵送のお焚き上げ | 1箱あたり5,000円〜1万円程度 | 実家が遠方、神社へ出向く時間が取れない |
料金だけで比べれば自治体のごみがいちばん抑えられますが、魂入れをした神棚なら、お祓いを済ませてから手放す方が気持ちの区切りをつけやすくなります。どの組み合わせでも、お札だけは神社に納めるという点は共通です。
① 神社で御霊抜きとお焚き上げをしてもらう
御霊抜き(みたまぬき)とは、神棚を片付ける前に神社にお願いするお祓い・祈祷のことです。魂抜きや神棚祓いなど、神社によって呼び方が異なります。氏神神社の社務所に電話をして、「神棚を片付けたいので、お祓いとお焚き上げをお願いできますか」と聞くのがいちばん確実です。
電話では、次の4点をあわせて聞いておくと、持ち込んでから困ることがありません。
- 神棚の本体(宮形・棚板)もお焚き上げで受け付けているか、お札だけか
- 初穂料はいくら納めればよいか
- 持ち込める日時(社務所の受付時間や、お焚き上げを行う日)
- 受け付けてもらえる大きさに上限があるか
費用は初穂料または玉串料として納めます。初穂料(はつほりょう)とは、神社に納める謝礼の表書きのひとつです。金額の目安は5,000円〜3万円程度(自社調べ)です。お渡しするときは、白い封筒に「初穂料」または「玉串料」と書いて包みます。
注意したいのは、お札は受け付けていても、神棚本体のお焚き上げは行っていない神社もあることです。受け付けの品目は神社ごとに違うので、持ち込む前に必ず社務所へ問い合わせてください。
「本体は受け付けていない」と言われたときは、お札だけを納め、御霊抜き(お祓い)だけでもお願いできるかを聞いてみてください。そのうえで本体は、②の郵送のお焚き上げサービスに送るか、⑤の自治体のごみとして出す形で片付けられます。神社に断られたからといって、処分の順番が崩れるわけではありません。
② 郵送のお焚き上げサービスを使う
申し込むと専用の箱が届き、神棚を詰めて送ると祈祷からお焚き上げまで行ってもらえるサービスです。費用は1箱あたり5,000円〜1万円程度が目安です(自社調べ)。
実家が遠方の方や、仕事や介護でなかなか時間が取れない方に向いています。お焚き上げの証明書を発行してくれるサービスもあり、離れて暮らす家族に報告しやすいのも利点です。
③ 神棚販売店・仏壇店に引き取ってもらう
新しい神棚への買い替えなら、購入する店に古い神棚の引き取りを相談するのが手間の少ない方法です。引き取り費用の目安は5,000円〜3万円程度です(自社調べ)。
当店(結壇)は仏壇の専門店で神棚のお取り扱いはありませんが、地域の神具店・仏壇店には引き取りに対応している店があります。依頼するときは、御霊抜き(祈祷)の手配までしてもらえるか、それとも自分で神社に頼む必要があるかを確認しておくと、後の段取りが立てやすくなります。
④ 不用品回収・遺品整理業者にまとめて頼む
実家じまいなどで家具・家電と一緒に片付けるなら、遺品整理業者にまとめて依頼する方法があります。費用の目安は1万〜4万円程度(自社調べ)ですが、神棚単体の料金を出している業者は少なく、家財一式を片付ける場合は家全体の見積もりに含める形が中心です。
業者を選ぶときに見きわめたいのは、自治体の許可を得ているか(または許可業者と提携しているか)、そして神棚や仏壇の供養・祈祷の手配に対応しているかの2点です。中でも「供養も相談できるか」は、料金と同じくらい大事な比較ポイントです。
⑤ 自治体のごみとして出す
魂入れをしていない神棚や、御霊抜きを済ませたあとの本体は、自治体のごみ収集で処分できます。当店で各地の分別表を調べたところ、木製の神棚を燃えるごみ(燃やせるごみ)として収集している自治体が実際にあります(例: 福島県本宮市・福岡市)。
ただし、分別表に神棚という品目自体が載っていない自治体もあります。指定袋に入らない大きさなら粗大ごみになり、手数料は数百円〜2,000円程度です(自治体により異なる)。迷ったときは、お住まいの自治体のごみ窓口で品目の扱いを教えてもらえます。金具や金属の飾りが付いている場合は、外して分別するのを忘れずに。
お札・神具・お供え物はどう処分する?品目別の片付け方
神棚まわりの品物は、「お焚き上げに出すもの」と「自治体の分別に従うもの」に分かれます。素材で判断するのがコツです。
お札(お神札)
お札は、いただいた神社の古神札納所(古いお札の納め所)に納めて、お焚き上げしてもらうのが基本です。遠方の神社のお札は、近くの神社で受け付けてもらえるか事前に確認してください。伊勢神宮のお札(神宮大麻)は、1年間の感謝を込めて近くの氏神神社に納めてよいとされています。
神棚には、1枚だけでなく何枚かのお札が一緒に納められていることがよくあります。神棚じまいのときは、扉の中のお札を1枚ずつ取り出して、どこの神社のものかを確かめてから納め先を決めてください。
- 伊勢神宮のお札(神宮大麻): 近くの氏神神社に納める形が一般的です
- 氏神様のお札: お住まいの地域を守る氏神神社にお返しします
- 崇敬神社のお札(旅先や縁のある神社でいただいたもの): いただいた神社に納めるのが基本です。遠方で出向けない場合は、郵送での返納を受け付けているか、または近くの神社で預かってもらえるかを問い合わせてみてください
年末年始から1月15日頃にかけては、多くの神社で「どんど焼き」(左義長とも呼ばれます)が行われ、正月飾りと一緒に古いお札を焚き上げてもらえます。費用は無料〜数千円程度(自社調べ)で、お気持ちとして納める形の神社も多くあります。
神棚とは関係なく手元に残っている古いお札やお守りの返し方は、古いお札の処分方法と返納の金額で詳しく紹介しています。
しめ縄などの燃える飾り
しめ縄のようなわら・紙の飾りは、お札と同じくどんど焼きや神社のお焚き上げに出せます。ただし受け付け品目は神社ごとに異なるため、こちらも事前の確認をおすすめします。
神具(榊立て・神鏡・徳利など)
陶器・金属・ガラス製の神具は、火で焚き上げられないためお焚き上げの対象外としている神社が多いです。自治体の分別ルールに従い、不燃ごみなどとして処分してください。
お供え物(米・塩・酒)
お供えしていた米・塩・酒は、お下がりとしていただくという考え方が一般的です。食べるのが難しい場合は、白い紙に包んで処分する方法が知られています。扱い方は神社や地域によって異なるので、気になる場合は氏神神社に聞いてみてください。
仏壇と神棚を同時に整理するときの段取り

実家じまいや引っ越しでは、神棚と仏壇が同時に出てくることがよくあります。このとき大事なのは、神棚は神社、仏壇は寺院と相談先が分かれることを踏まえて、先に両方の供養の日程を決めてしまうことです。
仏壇を手放す場合は、閉眼供養を行ってから処分するのが一般的な流れです。閉眼供養(へいげんくよう)とは、仏壇を手放す前に僧侶にお願いして魂を抜く儀式のことです。お布施の目安は1万〜5万円程度です(自社調べ)。宗派によって考え方が異なり、「魂抜き」「閉眼供養」という言葉を使わない宗派もありますので、進め方は菩提寺に確認すると確実です。仏壇側の流れは仏壇の処分と供養の順番・費用で詳しくまとめています。
同時に進めるときは、次の順番をおすすめします。
- 家族・親族に声をかける
- 神社(御霊抜き)と寺院(閉眼供養)にそれぞれ連絡し、日程を決める
- お祓い・供養を済ませる
- 神棚と仏壇の本体をまとめて処分する(業者に一括で頼むか、それぞれの方法で)
仏壇本体の手放し方を比べたい方は、仏壇の処分方法5つと費用相場をご覧ください。
最初の家族への相談は飛ばさないでください。神棚も仏壇も、家族みんなが手を合わせてきた場所です。だからこそ「こういう形で区切りをつけようと思う」と先に伝えておくと、みんなが納得して送り出せますし、後から「聞いていなかった」という寂しい思いをさせずに済みます。
当店にも「実家を片付けたら、仏壇と神棚が両方出てきて途方に暮れた」というご相談は珍しくありません。窓口が分かれていて面倒に感じますが、順番さえ決めてしまえば一つずつ落ち着いて進められます。
実家じまいでは、神棚や仏壇のほかにも手放し方に迷う品が出てきます。次の品は、それぞれの記事で片付け方を紹介しています。
- 遺影: 遺影の処分方法と写真・額縁の捨て方
- 人形: 人形供養の方法と費用
- 数珠: 数珠の捨て方と処分の仕方
どの方法を選ぶ?こんな人におすすめ・おすすめしない人
迷ったら、「気持ちの区切りをどこまで丁寧につけたいか」と「かけられる手間」で選ぶのがおすすめです。
神社での御霊抜き+お焚き上げがおすすめの人
- 魂入れをした神棚、または長年お祀りしてきた神棚を手放す人
- 感謝を伝えて、しっかり区切りをつけたい人
郵送のお焚き上げサービスがおすすめの人
- 実家が遠方で、何度も足を運べない人
- 仕事や介護で神社に出向く時間が取れない人
- 近くの神社で本体を受け付けてもらえなかった人
自治体のごみ収集がおすすめの人
- 魂入れをしていないことがはっきりしている人
- 費用をできるだけかけたくない人
不用品回収・遺品整理業者がおすすめの人
- 実家じまいなどで、家財全体をまとめて片付ける人
おすすめしない人
- お札が入ったままか確認せずにごみへ出そうとしている人。まず扉の中を確認し、お札は神社へ納めてください
- 家族に知らせず一人で進めようとしている人。家族みんなでお祀りしてきたものだからこそ、一言の相談が後々の気持ちの落ち着きにつながります
- 「無料回収」をうたう許可の分からない業者に頼もうとしている人。トラブルの元になるため、許可や実績を確認できる業者を選んでください
仏壇も一緒に整理する方へ — 捨てずに残す選択肢があります

神棚と一緒に仏壇の整理も考えている方に、ひとつ知っておいてほしいことがあります。仏壇は処分するだけでなく、一部を活かして小さく作り直し、手を合わせる場所を残すという方法があります。
当店の「結壇」は、仏壇をお引き取りし、扉や彫刻などの部材を活かして手のひらサイズの仏壇に作り直すサービスです。作り直す前に提携寺院で魂抜き(供養)を行い、そのうえで職人が加工に入ります。料金は118,000円(税込)からで供養の費用も含まれており、納期は約2〜3ヶ月です。仏壇の引き取り費用は地域ごとに別途かかります。
1つの仏壇から複数のミニ仏壇を作り、兄弟・親族で分け合う「形見分け」もできます。実家に置けなくなっても、それぞれの家に手を合わせる小さな場所を持てます。詳しい流れはサービス紹介ページを、料金の内訳はご利用料金をご覧ください。実際にご利用いただいた方の感想はお客様の声で紹介しています。
なお、結壇がお手伝いできるのは仏壇とその関連品で、神棚はお引き受けの対象外です。仏壇を手放すと決めている場合も、結壇では供養をしたうえでお引き取りする形をご案内しています。手放す場合の流れは結壇の仏壇処分で紹介していますので、まずはお気軽にご相談ください。
仏壇の行き先に迷っている方へ
結壇では神棚はお引き受けしていませんが、仏壇は供養したうえでの処分と、一部を手のひらサイズに作り直して残す方法の両方をご案内しています。まだ決めていない段階でも、LINEで相談できます。
手放すなら 結壇の仏壇処分 / 残すなら リメイクのサービス内容・ご利用料金・お客様の声
神棚の処分についてよくある質問
Q. 神棚を処分するのに良い時期はありますか?
決まった時期はありません。強いて言えば、どんど焼きが行われる年末年始から1月15日頃はお札を納めやすいタイミングです。実際には引っ越しやリフォームなど、ご家庭の節目に合わせて処分する方がほとんどです。
Q. 神棚を手放したあとも、お札だけお祀りを続けられますか?
続けられます。お札立てや簡易的な棚を使って、目線より高い清らかな場所にお祀りする方法があります。神棚と同じように正面が南か東を向く置き方が基本とされていますが、住まいの間取りで難しい場合は、どう置けばよいかを氏神神社に相談してみてください。
Q. 買い替えの場合、古い神棚はどうすればいいですか?
手順は処分のときと同じですが、買い替えなら新しい神棚を求める神社や販売店に、古い神棚の引き取りやお焚き上げをまとめて相談できることが多いです。古い神棚の御霊抜きと新しい神棚への魂入れを一度にお願いできるかも、あわせて確認しておくと二度手間になりません。
Q. 遠方の実家の神棚を、立ち会わずに処分できますか?
できます。郵送のお焚き上げサービスなら箱に詰めて送るだけで済みますし、遺品整理業者も条件が合えば立ち会いなしで作業してくれることがあります。お札だけは帰省のタイミングで家族が神社へ納めるなど、分担して進める方法もあります。
Q. 会社や事務所の神棚も同じ方法で処分できますか?
基本の手順は家庭と同じで、お札を神社に納めてから本体を処分します。会社の場合は、創業や事務所開きのときに祈祷をお願いした神社があれば、まずそちらに相談すると話が早いです。移転や閉業は従業員にとっても節目なので、お祓いの日をひとつの区切りとして設ける会社もあります。
Q. 神棚をどこの神社でいただいたか分からないときは?
氏神神社にまとめて相談して構いません。代々受け継がれてきた神棚ほど、いつ・どこで求めたかが分からなくなっていることは珍しくありません。事情を伝えれば、お札の納め方や御霊抜きをお願いできるかを教えてもらえます。
まとめ — 神棚の処分は「お札を納めてから」が基本
神棚の処分は、お札を神社に納める、魂入れの有無を確認する、必要なら御霊抜きをする、本体と神具を分けて処分する、という順番で進めれば難しくありません。費用も、自治体のごみなら無料か数百円程度から、神社に丁寧にお願いしても3万円程度までが目安です(自社調べ)。
大事なのは、金額よりも「家族が納得できる形で区切りをつけること」だと私は思います。仏壇も一緒に整理される方は、捨てる以外の選択肢もあることを思い出していただけたらうれしいです。