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ミニ仏壇に写真は飾れる?置き方・サイズ・並べ方を仏壇屋が解説

ミニ仏壇に写真は飾れる?置き方・サイズ・並べ方を仏壇屋が解説

こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!

ミニ仏壇に故人の写真を飾ることは、作法のうえでも問題ないという考え方が一般的です。ただし置く場所には昔からの決まりごとがあり、仏壇の「中」や「上」ではなく「隣」や「前」に置くのが自然な形とされています。

この記事では、写真を飾る位置の考え方から、ミニ仏壇に合う写真のサイズ、複数枚の並べ方、写真立て一体型のミニ仏壇の価格帯まで、店頭でよく聞かれる順にまとめました。あわせて、今お持ちの大きな仏壇をどうするか、という話も後半で整理しています。

この記事でわかること

  • ミニ仏壇に写真を飾ってよいのか、作法の考え方
  • 中・上・隣・前、どこに置くのが自然か
  • ミニ仏壇の大きさに合う写真のサイズ(L判・2L・ハガキ)
  • 複数の写真や本尊・位牌との並べ方
  • 写真立て一体型ミニ仏壇の種類と価格帯
  • 今ある仏壇を、買い替えではなく作り直して残す方法

【早わかり】ミニ仏壇と写真の飾り方の要点

  • 写真(遺影)は礼拝の対象ではないため、飾り方に厳密な決まりはないという考え方が一般的
  • 仏壇の中・真上・正面の向かい合わせは避け、隣か手前に置くのが基本。複数枚は右を上座に亡くなった順で右から左へ
  • ミニ仏壇に合わせやすい写真はL判(89×127mm)・ハガキ・2L(127×178mm)
  • 写真立て一体型のミニ仏壇は2万〜10万円程度、新しく買う小型仏壇は本体3万〜20万円程度(自社調べ)に加えて元の仏壇の供養・処分費が別にかかる
  • 結壇では今ある仏壇の一部から手のひらサイズに作り直せる(118,000円〜・税込、引き取り費別途、供養込み、納期約2〜3ヶ月)

この記事は、葬儀のあとに大きな遺影の置き場所に困っている方、実家の仏壇が大きすぎてミニ仏壇への移行を考えている方、マンションや介護施設の部屋で「写真を置いて毎日手を合わせたい」と思っている方に向けて書いています。

結壇 監修者 稲垣亘佑

この記事の監修者

稲垣 亘佑いながき こうすけ

創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。

ミニ仏壇に写真を飾ってもよい?作法の基本

ミニ仏壇に写真を飾ってもよい?作法の基本

結論から言うと、ミニ仏壇のそばに故人の写真を飾ることは問題ないとされています。写真(遺影)は本尊や位牌のような礼拝の対象ではなく、故人を偲ぶためのものなので、飾り方に厳密な決まりはないという考え方が一般的です。

遺影とは、葬儀で祭壇に掲げた故人の写真のことです。葬儀が終わるとそのまま家に持ち帰りますが、四つ切やA4といった大きさなので、今の住まいには置き場所に困る、という相談を当店でもよくいただきます。

気をつけたいのは「飾ってよいか」よりも「どこに置くか」です。昔からの仏壇の作法では、仏壇の中や真上に写真を置くのは避けるものとされてきました。これは大きな仏壇でもミニ仏壇でも同じ考え方が当てはまります。

なお、宗派や寺院によって考え方は異なり、写真を飾ることをあまり重視しない宗派もあります。菩提寺があるご家庭で気になる場合は、一度確認しておくと、あとから迷わずに済みます。

写真はどこに置く?中・上・隣・前の比較

写真はどこに置く?中・上・隣・前の比較

写真を置く場所は「仏壇の隣か、手前の低い位置」が基本です。避けた方がよいとされるのは、仏壇の中・真上・正面の向かい合わせの3つです。

置く場所 作法上の考え方 ミニ仏壇での実際
仏壇の中 本尊を納める空間なので避けるのが一般的 小さなミニ仏壇は中に余裕がなく、物理的にも入らないことが多い
仏壇の真上 本尊を見下ろす形になるため避けるのが一般的 棚の上にミニ仏壇を置く場合も、仏壇の真上の壁に掛けるのは避ける
正面の向かい合わせ 拝むときにご先祖さまに背を向ける形になるため避ける 部屋の反対側の壁に遺影を掛ける配置は避ける
仏壇の隣(横) 問題ないとされる。最も一般的 ミニ仏壇と写真立てを同じ棚に並べる
仏壇の手前・下の段 経机や下台に置くのは問題ないとされる 仏壇の手前に小さな写真立てを置く
仏壇のそばの壁(斜め上) 目線より高めの位置に掛けるのは昔からの形 真上を避け、少しずらした位置に掛ける

大きな仏壇がある家では、鴨居や仏間の壁に掛けるのが昔からの形でした。ただ、マンションや洋室にはそもそも鴨居がありません。ミニ仏壇の場合は、同じ棚やチェストの上に写真立てを並べて置くのが、いちばん無理のない配置です。

場所を選ぶときには、直射日光が当たる窓際と、水回りの近くは避けてください。写真が日に焼けたり、湿気で傷んだりするためです。高い場所に置く場合は、落下しないように写真立ての足元を安定させておきましょう。

ミニ仏壇に合う写真のサイズと選び方

ミニ仏壇に合う写真のサイズと選び方

ミニ仏壇に合わせるなら、L判・ハガキ・2Lのどれかを選ぶとバランスが取れます。葬儀で使った四つ切やA4の遺影は、ミニ仏壇の横に置くには大きすぎるのが実情です。

サイズ 寸法の目安 向いている置き方
L判 89×127mm ミニ仏壇の隣や手前に立てる。いちばん扱いやすい
ハガキ 100×148mm 小さめの写真立てで隣に置く
2L 127×178mm 少し大きめの棚なら隣に置ける。存在感が出る
キャビネ 130×180mm 2Lとほぼ同じ感覚
A4 210×297mm 壁掛け向き。棚に並べるには大きい
四つ切 254×305mm 葬儀用の大きさ。家庭で飾るなら縮小がおすすめ

サイズ感をつかむ目安として、当店で作っている手のひらサイズの仏壇は、一例で高さ65×幅160×奥行き105mm です。L判の写真立てを縦に立てると高さが127mm を超えますから、ミニ仏壇より写真の方が背が高くなります。そのため「仏壇の隣に並べる」「仏壇の少し後ろに立てて、仏壇越しに顔が見えるようにする」といった置き方が自然に収まります。

大きな遺影は、写真店や専門業者で縮小して作り直せます。遺影は礼拝の対象ではないため、縮小したり別の額に入れ替えたりしても差し支えないとされています。費用は1枚あたり数千円程度(自社調べ)が目安です。

写真を選び直す場合は、顔がはっきり写っていて、その方の人柄が伝わるものを選ぶと、手を合わせるたびに表情が浮かびます。葬儀用に付いていた黒いリボンは、家で飾る前に外すのが通例です。

複数の写真・本尊や位牌との並べ方

複数の写真・本尊や位牌との並べ方

写真が複数ある場合は、向かって右を上座として、亡くなった順に右から左へ並べるのが基本です。ご夫婦であれば、先に亡くなった方を右に置きます。

本尊と一緒に置く場合は、本尊が隠れない位置に写真を置くことが大切です。本尊とは、仏壇の中心に安置する仏像や掛け軸のことです。写真を本尊の正面に重ねたり、本尊より高い位置に置いたりするのは避け、仏壇の横か手前に並べます。

位牌がある場合も同じで、写真は位牌の隣か手前に置きます。写真が位牌を隠す配置にならないように、少し斜めに向けると、どちらも見やすくなります。

ミニ仏壇では本尊を置かず、小さな位牌と写真だけで手を合わせているご家庭も多くあります。本尊を置かない手元供養型のミニ仏壇では開眼供養をしないという考え方が一般的ですが、本尊や位牌を新しく納める場合は、菩提寺に進め方を確認してください。ご家庭ごとの事情で判断が分かれる部分なので、あとから気持ちに引っかかりを残さないためです。

写真立て一体型ミニ仏壇の種類と価格帯

写真を中心に手を合わせたい方には、写真立てが最初から組み込まれたミニ仏壇があります。市販品として定着していて、大きく分けると次の3タイプです。

タイプ 特徴 価格帯(自社調べ)
ステージ型(台座型) 木の台の上に写真立て・おりん・小さな花立てを並べる。扉がなく開放的 2万〜10万円程度
フォトフレーム型 写真立てそのものが仏壇の役割を持つ。手前に小さな仏具を置ける 2万〜10万円程度
箱型ミニ仏壇+写真立て別売り 小さな扉付き仏壇の隣に、好みの写真立てを並べる 本体3万〜20万円程度+写真立て数千円〜1万円程度

ステージ型やフォトフレーム型は、本尊を置かない前提で作られているものが多く、宗派を問わずに使えるとうたわれている商品が主流です。位牌を置くスペースがあるかどうかは商品によって違うので、位牌を残したい方は先に確認しておきましょう。

ここで一つ、仏壇屋として知っておいていただきたいことがあります。新しくミニ仏壇を買う場合、本体の価格に加えて、今お持ちの仏壇の供養と処分の費用が別にかかります。「小さいのを買えば済む」と思っていたら、古い仏壇の引き取りで思ったより手間と費用がかかった、という話を当店でもよく聞きます。

今ある仏壇をどうするか:買う前に知ってほしい「作り直す」選択肢

今ある仏壇をどうするか:買う前に知ってほしい「作り直す」選択肢

大きな仏壇を手放してミニ仏壇に移る前に、今ある仏壇から小さく作り直す方法があることを知っておいてください。処分して新しく買うのとは違い、親が毎日手を合わせていた仏壇の木や彫りが、写真の隣に残ります。

まず、ご自身の気持ちを整理してみてください。「元の仏壇というモノを残したい」のか、「手を合わせる対象が残れば十分」なのかで、合う方法が変わります。後者なら市販のミニ仏壇で十分ですし、前者なら作り直しが候補になります。

仏壇を作り直す方法には、大きな仏壇を小さく作り直す「ダウンサイジング」と、元の形を活かして洗浄・塗り直しをする「仏壇洗濯(せんたく)」の2つがあります。仏壇洗濯は金仏壇で行われることが多く、大きさは変わりません。結壇ではこの2つに加えて、仏壇の一部を使って手のひらサイズまで小さくし、1つの仏壇から複数個作って家族で形見分けできるという独自の形をご用意しています。

方法 費用の目安 所要期間の目安 元の仏壇 供養(魂抜き)
市販のミニ仏壇を買い、写真立てを隣に置く 本体3万〜20万円程度(自社調べ)+元の仏壇の供養・処分費 即日〜数日 残らない 別途手配
写真立て一体型ミニ仏壇を買う 2万〜10万円程度(自社調べ)+元の仏壇の供養・処分費 即日〜数日 残らない 別途手配
遺影を縮小し、今の仏壇の隣に飾る 1枚あたり数千円程度(自社調べ) 数日 そのまま(大きさの問題は残る) 不要
一般のリメイク業者に作り直しを頼む 30万〜100万円程度(自社調べ) 3ヶ月〜半年程度 残る 行わないことが多い
結壇で手のひらサイズに作り直す 118,000円〜(税込)+引き取り費別途 約2〜3ヶ月 一部または全部が残る 料金に含まれる

仏壇のリメイクを手がける業者は少なく、多くはオーダーメイド型で料金が分かりにくいのが実情です。相場は30万〜100万円程度(自社調べ)で、納期は3ヶ月〜半年程度かかります。結壇では料金をコースで決めており、仏壇の一部を使う梅コースが118,000円(四角型・税込)から、引き取った仏壇だけで作る竹コースが168,000円(四角型・税込)からです。納期は約2〜3ヶ月で、魂抜き(供養)の費用は料金に含まれています。引き取り費は地域別に別途かかります(静岡18,000円〜北海道51,000円)。

作り直しで活かすのは、扉や彫刻、木材といった装飾や構造の部分です。「この彫りは残したい」「扉の金具を使ってほしい」といったご要望を職人がうかがいながら、どこを残すかを一緒に決めていきます。お預かりした仏壇は提携寺院で供養したうえで製作に入ります。

できあがる仏壇は一例で高さ65×幅160×奥行き105mm と、棚の上に置ける大きさです。専用のミニサイズの仏具であれば、おりんや位牌も納められます。その隣にL判の写真立てを並べれば、「親の写真の横に、親が手を合わせていた仏壇の木がある」という祈りの場になります。写真と仏壇の両方を残したい方には、この形がいちばん気持ちに沿うと感じています。

1つの仏壇から複数個作ることもできるので、兄弟でそれぞれの家に置く形見分けにも使われています。2つ以上のご注文で2つ目以降は30,000円引きです。介護施設の部屋やサービス付き高齢者向け住宅にお持ちになった方の声はお客様の声で、サービスの流れは結壇のサービス案内で、コース別の料金はご利用料金でご覧いただけます。

手放すと決めた方へ

気持ちを整理した結果、仏壇は手放して写真だけで手を合わせたい、という結論になる方もいます。それも丁寧に向き合った末の選択ですから、私たちは否定しません。結壇では、提携寺院で供養したうえで仏壇を引き取る処分のご相談も受けており、手放す場合でも仏壇の一部を写真立てに作り直してお返ししています。写真を中心に祈りたい方にこそ合う形だと思っています。詳しくはサービス案内からお気軽にご相談ください。

こんな人におすすめ / おすすめしない人

ミニ仏壇に写真を飾る形がおすすめな人

  • 葬儀後の大きな遺影の置き場所に困っていて、小さく作り直して毎日目に入る場所に置きたい方
  • マンション・洋室・介護施設の部屋など、鴨居や仏間がない住まいの方
  • 本尊や位牌を中心とした伝統的な形よりも、故人の顔を見て手を合わせることを大切にしたい方
  • 実家の大きな仏壇を持て余していて、小さな祈りの場に移したい方

今ある仏壇から作り直す方法がおすすめな人

  • 親や祖父母が手を合わせていた仏壇そのものに愛着があり、一部でも残したい方
  • 兄弟・親族で形見として分けたい方
  • 供養と製作を別々に手配するのが負担な方

おすすめしない人

  • 菩提寺との関係が深く、本尊・位牌を伝統的な仏壇に安置し続けたいご家庭(まずは菩提寺に相談を)
  • 今の仏壇が住まいに問題なく収まっていて、遺影の置き場所だけに困っている方(遺影の縮小だけで解決します)
  • 数日以内にすぐ手元供養の形を整えたい方(作り直しは約2〜3ヶ月かかります。まずは写真立てから始めて、作り直しを並行して進める形もご相談ください)

ミニ仏壇と写真に関するよくある質問

Q. 写真だけを飾って、本尊も位牌もないミニ仏壇でよいのでしょうか?

A. 手元供養の形として、写真だけに手を合わせるご家庭は珍しくありません。ただ、菩提寺があるご家庭では位牌の扱いを寺院と相談しておくのがおすすめです。位牌はご先祖さまの依り代と考えられてきたものなので、家族の中で納得したうえで形を決めた方が、あとから気持ちに迷いが残りにくいためです。

Q. 遺影を小さくするとき、元の大きな写真はどうすればよいですか?

A. 縮小した写真を飾ったあと、元の大きな遺影は、お寺や専門業者のお焚き上げに出す方法と、自治体のごみとして分別して出す方法があります。ごみとして出す場合、紙の写真は可燃、ガラスは不燃、大きな額縁は粗大ごみの扱いになる自治体が多いので、お住まいの区分を確認してください。気持ちの区切りとして、出す前に手を合わせてから、という方が多いです。

Q. ミニ仏壇の写真は、毎日の飾り方で何か決まりがありますか?

A. 写真そのものには決まったお供えやお勤めはありません。ただ、写真立ての前に小さな花やお茶を置く方は多く、故人の好きだったものを添えるのも自然な形です。お供えを置く場合は、写真ではなく仏壇の方を正面にしておくと、形として落ち着きます。

Q. 介護施設やサービス付き高齢者向け住宅の部屋に、ミニ仏壇と写真を置いても大丈夫ですか?

A. 施設によって持ち込める物の決まりが違うため、先に施設へ確認してください。火を使わない電池式のろうそくや線香に限る施設が多く、棚の上に収まる大きさであれば受け入れているところが一般的です。当店でも、介護施設の母の部屋に置くために大きな仏壇を小さく作り直した方がいらっしゃいます。

Q. 写真をデジタルフォトフレームで飾っても問題ありませんか?

A. 遺影は礼拝の対象ではないため、デジタルフォトフレームで飾ることを妨げる作法はないとされています。複数の写真を切り替えて表示できるので、思い出の写真を一緒に映しておく方もいます。置く位置は紙の写真と同じく、仏壇の中や真上を避け、隣や手前にしてください。

Q. 写真を作り直すときに、何枚かの写真を1枚にまとめられますか?

A. 写真店や専門業者で、ご夫婦の写真を1枚に合成する、といった加工ができます。費用は1枚あたり数千円程度(自社調べ)が目安です。まとめた場合の並び順も、向かって右に先に亡くなった方を置くのが通例です。

写真を飾ることは、故人を身近に感じるためのごく自然な形です。その写真の隣に何を置くか、今ある仏壇をどうするかは、ご家庭ごとに答えが違います。「大きな仏壇はもう置けない。でも親の写真の横には、親が手を合わせていた仏壇の一部があってほしい」と感じる方は、結壇のサービス案内からお気軽にご相談ください。写真の置き方のご相談だけでも、できる限り一緒に考えます。

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