
こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!
福岡で仏壇を処分する方法は、お住まいの市のごみ収集から仏壇店・専門業者への依頼まで複数あります。なかでも福岡市は仏壇の粗大ごみ手数料が300円・500円・1,000円と公式に決まっている数少ない自治体なので、まずはご自身の市のルールを確かめるところから始めてください。そして、すべてを手放すのではなく、仏壇の一部を小さく作り直して残す方法もあります。
この記事でわかること:
- 福岡で仏壇を処分する方法と、それぞれの費用・特徴
- 福岡市の仏壇の粗大ごみ手数料と、金額が分かれる寸法の基準
- 北九州市・久留米市・飯塚市・大牟田市・春日市の料金の決まり方と申し込み先
- 処分前の供養(魂抜き)の進め方と、業者を選ぶときの確認点
- 八女福島仏壇のような金仏壇を、捨てずに手のひらサイズへ残す方法
実家じまいや住み替え、介護施設への入居をきっかけに、福岡のご実家やご自宅に残った仏壇をどうするか悩んでいる方に向けて書きました。ご自身は県外にお住まいで、福岡の実家に仏壇だけが残っているという方にも役立つ内容です。
【早わかり】福岡の仏壇処分の要点
- 福岡市は粗大ごみの品目一覧に仏壇があり、高さも横幅も1m未満なら300円、どちらか一方が1m以上なら500円、どちらも1m以上なら1,000円です(市公式・供物台を除く)
- 福岡市には有料の持ち出しサービス(屋内から1個500円・玄関先から1個300円)がありますが、人力3人で持ち出せない物や玄関口から出ない大きな物は対象外と公式に明記されています
- 北九州市は粗大ごみ手数料が300円・500円・700円・1,000円の4区分で、焼却工場への自己搬入は令和8年(2026年)9月1日から10kgごと100円が150円に改定されます(市公式)
- 閉眼供養(魂抜き)のお布施は1万〜5万円程度、供養と引き取りまで仏壇店・専門業者に頼んだ場合の総額は2万〜6万円程度(いずれも自社調べ)
- 結壇の処分サービスは全国一律のサイズ別料金8,800円〜(税込)で福岡でも同額。搬出込み・お布施不要で、仏壇の一部を写真立てや手のひらサイズとして残せます
稲垣 亘佑いながき こうすけ
創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。
福岡で仏壇を処分する方法は5つ|費用と特徴を一覧で比較

福岡で仏壇を手放す方法は、大きく分けて5つあります。比べやすいように、当店・結壇の処分サービスと、小さく作り直して残すリメイクも同じ表に並べました。ご自身の状況に近いところから読んでみてください。
| 方法 | 費用の目安 | 供養(魂抜き) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| お住まいの市のごみ収集 | 福岡市は仏壇300円・500円・1,000円、久留米市310円〜1,270円、大牟田市1点420円など(市公式) | なし(自分で僧侶を手配) | 最も安い。ただし指定場所までの運び出しは自分で行う |
| 処理施設への自己搬入 | 福岡市は10kgまでごとに140円(要予約)、北九州市は10kgごとに100円(令和8年9月1日から150円)、久留米市は10kgまでごとに150円(市公式) | なし(同じく自分で手配) | 車と人手が要る。市外で出たごみは持ち込めない |
| 菩提寺に供養を依頼し、処分は別で手配 | お布施1万〜5万円程度(自社調べ) | 僧侶が執り行う | 供養と本体の処分は分けて考えるのが基本 |
| 仏壇店・仏具店 | 小型1万〜2万円程度・大型は数万円程度(自社調べ) | 店により僧侶手配の可否が異なる | 持ち込みか引き取りかを先に確認する |
| 不用品回収・遺品整理業者 | 1万〜4万円程度(自社調べ) | 業者による(供養なしも多い) | 実家の片付けとまとめて頼める。許可の有無を確認する |
| 結壇の処分サービス | 全国一律8,800円〜79,800円(税込・サイズ別) | 仏壇供養22,000円(お布施不要・全宗派対応) | 搬出込みで当日は立ち会いのみ。一部を写真立てにしてお返しする |
| 結壇のリメイク(残す) | 118,000円〜+引き取り費44,000円(九州) | 供養込み | 仏壇の一部を手のひらサイズに作り直す。納期は約2〜3ヶ月 |
供養から引き取りまで仏壇店・専門業者に任せた場合、福岡県内でも総額は2万〜6万円程度(自社調べ)が一つの目安になります。
ここで一つ、当店がいつもお伝えしている考え方があります。「供養は菩提寺(僧侶)に、本体の扱いは別の手段で」と役割を分けることです。寺院が仏壇本体まで引き取るのは極めて稀ですから、供養の依頼先と処分の依頼先は別々に決めるものだと思っておくと、途中で迷わずに済みます。
福岡市は仏壇の手数料が公式に決まっています|300円・500円・1,000円

福岡市は、粗大ごみの品目一覧に仏壇が品目として載っている数少ない自治体です。しかも高さと横幅の組み合わせごとに金額が決められていて、市の受付ページで直接確認できます。
| 仏壇の大きさ(供物台を除く) | 手数料 |
|---|---|
| 高さ1m未満・横幅1m未満 | 300円 |
| 高さ1m未満・横幅1m以上 | 500円 |
| 高さ1m以上・横幅1m未満 | 500円 |
| 高さ1m以上・横幅1m以上 | 1,000円 |
読み方はシンプルで、高さと横幅のうち1m以上の辺がいくつあるかで金額が決まります。燃える素材でできた仏壇も、金具など燃えない素材を含む仏壇も、金額は変わりません。まずはメジャーで高さと横幅を測ってみてください。
見落としやすいのが、品目名に「供物台を除く」と書かれている点です。仏壇の下に置く供物台(下台)は別の品目として扱われます。ただし供物台は品目一覧に行が見当たらず、福岡市は「一覧にない品目はインターネットからの受付ができない」と案内していますので、供物台も一緒に出したい場合は粗大ごみ受付センター(092-731-1153・月曜〜土曜9時〜17時)に電話で申し込んでください。
申し込みから排出までの流れ
福岡市の粗大ごみは、指定袋に入らない大きさの物が対象です。手順は次のとおりです。
- 電話(092-731-1153)、インターネット(24時間)、LINEのいずれかで申し込む
- 案内された金額の粗大ごみ処理券(300円・500円・1,000円の3種類)をコンビニなどで購入する
- 処理券に受付番号などを記入して仏壇に貼る
- 収集日の朝8時30分までに指定された場所へ出す
収集日は最短でも申込日の1週間程度あとになります。キャンセルは収集日の2日前まで受け付けてもらえますが、引き渡しの日を家族で揃えやすくするためにも、日程に余裕をみて申し込むほうが安心です。
持ち出しサービスには条件があります
福岡市には、粗大ごみを所定の場所まで運べない方のための持ち出しサービスがあります。対象は65歳以上の高齢者、障がいのある方、その他特に必要がある方で、手数料は粗大ごみの料金とは別に、屋内から持ち出す場合は1個500円、玄関先から持ち出す場合は1個300円です。立ち会いが必要で、1回につき5個までと案内されています。
ただし、市はあわせて次の条件も明記しています。人力(3人)で持ち出せない物や玄関口から出ないような大きな物は対象外で、取り外しや解体、ほかの物を移動しないと持ち出せない場合も収集できません。
つまり、仏間に据えられた大型の仏壇はこの条件に引っかかりやすいということです。「福岡市なら運び出してもらえる」と早合点せず、寸法と設置場所を伝えたうえで対象になるかを確認してください。大人3人で廊下と玄関を通せる大きさかどうかが、実際の分かれ目になります。
自己搬入は予約制で、市外のごみは持ち込めません
自分で工場へ運ぶ自己搬入なら、手数料は10kgまでごとに140円です。事前予約が必須で、インターネットは搬入の30分前まで、電話(092-433-8234)は月曜〜土曜の8時30分〜16時に受け付けています。当日は予約番号と運転免許証、手数料を持参します。
ここで気をつけたいのが、市外で発生したごみや他人のごみは搬入できないという決まりです。福岡市にお住まいの方が、久留米市や北九州市の実家から運んできた仏壇を福岡市の工場へ持ち込むことはできません。ご自身と実家の市が違う場合は、実家のある市のルールで進めるか、引き取りに来てもらう方法を選ぶことになります。
北九州市と県内主要市の料金の決まり方
福岡県には29市29町2村の60市町村があり、ごみのルールは市町村ごとに決まっています。金額そのものより先に「何で金額が決まるのか」を知っておくと、ご自身の仏壇でいくらになるか見当がつきます。
北九州市|自己搬入は9月1日から手数料が変わります
北九州市は、ごみの分別早見表に「仏壇 = 粗大ごみ・事前申込制」と掲載されています。粗大ごみ手数料納付券は300円・500円・700円・1,000円の4種類で、市は「家具等は大きさにより手数料が異なります」と案内しています。
ただし手数料の目安一覧に仏壇の行はないため、金額はここでは断定できません。申し込みの際に粗大ごみ受付センター(093-513-3005・月曜〜土曜9時〜17時、祝日も受付)へ寸法を伝えて確認しましょう。参考までに、たんすは幅1m未満が500円、1m以上が700円です。支払いはPayPayやクレジットカードにも対応しています。排出は収集日の朝8時30分までに家の前か指示された場所へ出します。
自分で運ぶ場合、焼却工場への搬入手数料は10キログラムごとに100円です。ただし市は改定を公表しており、令和8年(2026年)9月1日から150円、令和9年9月1日から230円になります。8月31日までの搬入は100円、9月1日以降の搬入は150円という切り替わり方ですので、自己搬入を考えている方は搬入日を先に確かめておいてください。北九州市の自己搬入は事前申込ではなく、当日に廃棄物搬入申込書を書いて入る方式で、写真付きの身分証が必要です。可燃粗大ごみの品目例には仏壇が挙げられており、皇后崎工場・新門司工場・日明工場が搬入先になります。
引っ越しや家じまいで一度に多くのごみが出る場合は、引越ごみという別の制度があります。100kgごとに2,300円(100kg未満は切り上げ)で、認定員が訪問してから収集する仕組みです。ただしこの場合、持ち出しサービスは利用できません。
久留米市・飯塚市・大牟田市・春日市
| 市 | 料金の決まり方と金額 | 申し込み・注意点 |
|---|---|---|
| 久留米市 | 品目・大きさ・材質による3区分で310円・630円・1,270円 | 受付0942-37-3383(電話・ウェブ・LINE)。ウェブとLINEはクレジットカードとPayPayが使える。宮ノ陣クリーンセンターへの持ち込みは10kgまでごとに150円。一度に多く出す場合は特別申込み収集(2トンダンプ1台8,530円) |
| 飯塚市 | 粗大ごみシール1枚250円(税抜)。1辺1m以下かつ10kg以下は1枚、1.5m以下かつ20kg以下は2枚、2m以下かつ40kg以下は4枚 | 申込先が地区ごとに違う(飯塚地区0948-22-7272/穂波・筑穂地区0948-65-0320/庄内・頴田地区0948-20-4007) |
| 大牟田市 | 大型ごみシール1点につき420円の定額 | 受付センター0944-59-7033(平日8時30分〜17時)。シールは市内のスーパーやコンビニで購入。一度に多く出す場合は臨時ごみ収集(2トン車1台2,200円) |
| 春日市 | 粗大ごみシール1枚500円(税込)。1人で運べる程度は1枚、2人で運べる程度は2枚 | 地区ごとの担当業者へ電話予約(平日9時〜16時)。締切は毎月20日、収集は月1回、1回3品まで |
久留米市・飯塚市・大牟田市・春日市はいずれも品目一覧に仏壇の記載がないため、実際の枚数や区分は受付窓口で寸法を伝えて確認するのが確実です。飯塚市のようにサイズと重さの両方で枚数が決まる市もあれば、春日市のように運ぶのに必要な人数で決まる市もあり、物差しがまったく違います。
今回取り上げた市以外にお住まいの場合も、まずは市町村の窓口に「仏壇を出せますか」と聞くところから始めるのが早道です。福岡県は市町村の数が多く、同じ県内でも答えが変わります。
持ち込みは安いけれど、運び出しは自分で行うのが前提です
金額だけを見れば、自分で工場へ運ぶ方法が一番安く済みます。福岡市は10kgまでごとに140円、久留米市は10kgまでごとに150円ですから、仏壇1台なら数百円から千円台で収まることも珍しくありません。
一方で、仏間から玄関までの移動、車への積み下ろし、工場での荷下ろしをすべて自分たちで担うことが前提になります。福岡市が持ち出しサービスの条件として「人力(3人)で持ち出せない物」を対象外にしていることからも分かるように、大きな仏壇は運ぶこと自体が最初の関門です。漆や金箔の仏壇は、扉や彫刻を傷めずに動かすだけでも大人二人がかりになることが少なくありません。ご家族で運べるかどうかを、寸法を測る段階で一度話し合っておいてください。
仏壇店・不用品回収業者に依頼する場合の費用と選び方
運び出しまで任せたいなら、業者への依頼が現実的です。福岡は仏間のあるお住まいが今も多く、階段や狭い廊下から仏壇を出せずに困っているというご相談をよくいただきます。
費用の目安は、仏壇店・仏具店での本体処分が小型で1万〜2万円程度、大型は数万円程度(自社調べ)です。不用品回収・遺品整理業者は1万〜4万円程度(自社調べ)で、供養まで含めた総額でみると福岡県内でも2万〜6万円程度(自社調べ)に収まることが多くなります。
依頼先を選ぶときは、次の4点を確かめてください。
- 供養(僧侶手配)の可否: 閉眼供養を執り行うのは寺院・僧侶であり、仏壇店や回収業者ではありません。「供養付き」と書かれていても、僧侶が読経するのかどうかを聞いておきましょう
- 料金の内訳: 本体の処分費が安く見えても、供養が別料金で数万円加算される料金体系があります。出張料や階段作業費まで含めた総額で比べてください
- 許可の有無: 家庭から出る仏壇の収集・運搬には、一般廃棄物収集運搬の許可が関わります。無許可の回収業者とのやり取りは避けたいところです
- 中身の最終確認: 貴重品の見落としは家族だけでは防ぎきれません。引き取り当日に業者と一緒に中を確認できるかを聞いておくと万全です
見積もりを頼むときは、仏壇の高さ・幅・奥行きを実際に測って伝え、仏間から玄関、車を停める場所までの経路を写真で共有しておきましょう。当日になって追加費用の話が出る事態を防げます。
処分前の供養(魂抜き)はどうする|福岡で僧侶に頼む方法

仏壇を手放すときは、供養をしてから送り出す方が気持ちの区切りがつく、という考え方が一般的です。長く手を合わせてきた場所に感謝を伝えることで、後から悔いを残さずに済みます。
閉眼供養(へいげんくよう)とは、仏壇を手放す前に僧侶に読経してもらう儀式のことで、「魂抜き」とも呼ばれます。ただし宗派によって考え方が異なり、「魂抜き」「閉眼供養」という言葉を使わない宗派もあります。ご自身の宗派の正式な進め方は、菩提寺に確認すると確実です。
菩提寺がある場合
菩提寺とのお付き合いが続いているなら、まずそちらに相談するのが一番の近道です。お布施の目安は1万〜5万円程度(自社調べ)で、自宅に来ていただく場合は御車代・御膳料として数千円〜1万円程度(自社調べ)を別に包むのが慣例になっています。
このとき、本体の引き取りまでお願いできるとは考えないほうが無難です。寺院が仏壇そのものを引き取るのは極めて稀ですから、供養は菩提寺に、本体の扱いは業者にと分けて手配してください。ご実家が県内の別の市にあり、ご自身は福岡市内や県外にお住まいという場合も、供養の日程だけ帰省に合わせて組めば無理なく進みます。
菩提寺がない場合
菩提寺がない、あるいは長く疎遠になっているなら、僧侶手配サービス(お坊さん派遣)という方法があります。閉眼供養は3万〜5万円程度(自社調べ)の定額制が多く、お布施や御車代を含んだ料金設定が一般的です。
もう一つは、供養込みの処分サービスを使う方法です。結壇では提携寺院の住職が全宗派に対応して供養を執り行うため、僧侶をご自身で探していただく必要がありません。
結壇の仏壇処分サービス|福岡でも全国一律料金・お布施不要

当店・結壇の処分サービスは、全国一律のサイズ別料金です。福岡県だからといって加算されることはなく、搬出作業まで料金に含まれています。市ごとに料金の決まり方が分かれる福岡では、先に総額が分かる点が選びやすさにつながるはずです。
| 仏壇の3辺合計 | 処分料金(税込) |
|---|---|
| 〜150cm | 8,800円 |
| 〜200cm | 21,800円 |
| 〜250cm | 29,800円 |
| 〜300cm | 37,800円 |
| 〜350cm | 45,800円 |
| 〜400cm | 79,800円 |
小型の仏壇であれば、梱包して送っていただく郵送処分(120サイズまで)が一律4,800円です(送料はお客様のご負担)。
供養を付ける場合は、仏壇供養22,000円・仏具供養1箱5,000円です。提携寺院である清養寺(静岡県藤枝市)の住職が全宗派に対応して執り行い、お布施はいただきません。結壇では、吊り下げやクレーンなどの特殊作業を除いて追加料金は発生しません。
結壇ならではの点として、処分であっても仏壇の一部を写真立てにリメイクしてお返ししています。供養が済んだ証である「祈りの証」プレートとあわせて、供養後およそ1〜2ヶ月でお手元に届きます。「処分はするけれど、何も残らないのは寂しい」と感じている方にこそ知っていただきたい仕組みです。
福岡からの利用の流れ
結壇は全国対応(一部地域を除く)で、福岡県にも出張引き取りでうかがいます。工房と提携寺院は静岡にありますが、店舗へ持ち込んでいただく必要はありません。
- 電話またはLINEで相談する
- 見積もりを確認し、引き取り日を調整する
- 当日はスタッフまたは提携の物流サービスが搬出します。お客様は立ち会いのみで大丈夫です
- 提携寺院で供養を行い、写真立てと「祈りの証」が届く
搬出は提携の大手物流サービスが担当します。古い家屋の急な階段でも、マンションの共用部を通る場合でも、事前に状況をお知らせいただければ段取りを整えます。サービスの詳しい内容は結壇のサービス案内をご覧ください。
捨てずに残すという選択肢|八女福島仏壇を手のひらサイズに

ここまで処分の方法をお伝えしてきましたが、福岡の方に一番お伝えしたいのはこの選択肢です。仏壇は、処分するだけでなく「小さく作り直して残す」ことができます。
福岡は八女福島仏壇の産地です。昭和52年3月30日に国の伝統的工芸品に指定され、八女市・久留米市・筑後市・みやま市・八女郡広川町で作られてきました。重厚な漆塗りと金箔、蒔絵、宮殿(くうでん)や彫刻、金具細工を持ち味とする金仏壇で、江戸時代以前から使われてきた材料を守りながら、工程ごとに職人が分業して仕上げます。福岡のご実家に据えられている仏壇は、地元の職人が手をかけた一台であることが少なくありません。
「実家の大きな仏壇を、今のマンションには持っていけない」。この困りごとと、「代々受け継いできた仏壇をただ捨てるのは忍びない」という気持ちの両方を抱えた方が、本当に多いと感じています。
仏壇のリメイクには、大きな仏壇を小さく作り直す「ダウンサイジング」と、元の形を活かして洗浄・塗り直しできれいにする「仏壇洗濯(せんたく)」の2つの手法があります。仏壇洗濯は金仏壇に施されることが多い手法で、八女福島仏壇のような漆と金箔の仏壇とは相性のよい方法です。リメイクを手がける業者はまだ少なく、こんな方法があると知らなかったとおっしゃる方がほとんどですが、確かに存在する選択肢です。
結壇はこの2つに加えて、手のひらサイズまで小型化する方法をご用意しています。扉や彫刻など思い入れのある部分を職人が活かし、今の住まいに置ける小さな仏壇へ作り直します。「この彫りだけは残したい」といったご希望をうかがいながら、どこを使うかを一緒に決めていきます。1つの仏壇から複数個お作りして、実家の仏壇をごきょうだいで形見分けする使い方もできます。
費用と納期の目安は次のとおりです。
- 一般的なリメイク業者: 30万〜100万円程度(自社調べ)・納期は3ヶ月〜半年程度
- 結壇: 118,000円〜(税込)+引き取り費44,000円(九州)・納期は約2〜3ヶ月
引き取り費は地域別で、九州は44,000円です。関東や関西より高くなりますが、処分サービスのほうは全国一律ですので、どちらを選んでも福岡だから不利になるということはありません。加工前の供養についても違いがあります。一般のリメイク業者は供養をしないまま加工に入ることも多いのですが、結壇では魂抜きをしたうえで加工に入り、その費用も料金に含まれています。仏壇の3辺合計が400cmを超える場合も、できる限り対応方法を一緒に考えますので、まずはお気軽にご相談ください。
コースごとの料金はご利用料金に、実際にご利用いただいた方の感想はお客様の声にまとめています。
結壇の仏壇処分・リメイクはこんな人におすすめ
こんな人におすすめ
- 福岡のご実家の仏壇を、供養してから手放したい人
- 大型の金仏壇で、仏間からの運び出しを任せたい人(当日は立ち会いのみ)
- 福岡市の持ち出しサービスの条件に当てはまらず、玄関先まで運べない人
- 「◯◯円から」ではなく、一律料金で総額を先に知っておきたい人
- 処分するとしても、写真立てなど何かの形で手元に残したい人
- 実家の仏壇を、マンションでも置けるサイズにして受け継ぎたい人
おすすめしない人
- とにかく費用を最優先したい人。自分で運び出せるなら、お住まいの市のごみ収集が最も安く済みます。福岡市なら高さも横幅も1m未満の仏壇で300円です
- 供養は不要と家族で決めていて、廃棄だけできればよい人
- 菩提寺との関係を第一に進めたい人。その場合は供養を菩提寺にお願いし、本体の処分だけを別で手配するのがよい形です
どの方法を選ぶにしても、ご家族・ご親族に一声かけてから進めることをおすすめします。もめごとを避けるためというだけでなく、家族みんなのご先祖さまだからこそ、みんなで見送り方を決めたほうが気持ちよく前に進めるからです。
福岡の仏壇処分でよくある質問
Q1. 位牌や過去帳、仏具も一緒に頼めますか?
結壇では仏具・位牌の引き取り供養を1箱5,000円で承っています。位牌は菩提寺がある場合、僧侶に引き取っていただいて位牌堂に安置する方法もあります。過去帳はご家族の記録として手元に残す方が多いので、一度開いて中を確かめてから決めてください。
Q2. 福岡市で仏壇を測るとき、どこの寸法を測ればよいですか?
高さと横幅を、いちばん大きいところで測ってください。福岡市の手数料はこの2つがそれぞれ1m以上かどうかで決まります。扉を閉じた状態の外寸で測り、屋根や飾りが張り出している場合はその先端までを含めます。下の供物台は別の品目扱いになるため、本体と分けて測っておくと電話で伝えるときに話が早くなります。
Q3. 実家が福岡で、自分は県外に住んでいます。どう進めればよいですか?
相談から見積もり、日程調整まで電話とLINEで進められます。引き取り当日は立ち会いのみで済むため、帰省のタイミングに合わせて日程を組むのが現実的です。なお福岡市は市外で発生したごみの持ち込みを認めていませんので、実家の仏壇をご自身の住む市へ運んで処分することはできません。ご実家の鍵の手配と、当日どなたが立ち会うかだけ先に決めておいてください。
Q4. 引き取りの日までに、こちらで準備しておくことはありますか?
仏壇の寸法を測っておくことと、仏間から玄関、車を停める場所までの経路を写真で共有していただくことの2点をお願いしています。あわせて、引き出しや扉の裏に通帳・現金・写真などが残っていないか一度ご確認ください。仏壇の中は隠しやすい作りになっているので、引き取り当日にスタッフと一緒にもう一度見ていきます。
Q5. 漆や金箔の仏壇でも、一部を残して作り直せますか?
作り直せます。職人が状態を見たうえで、彫刻や扉、木材など活かせる部分を選んでいきます。金箔や蒔絵の意匠が残る面をあえて正面に使うこともありますので、「ここを残したい」というご希望があれば最初にお聞かせください。ごきょうだいで分けたい場合は複数個お作りでき、結壇では2つ目以降が30,000円引きになります。
福岡は仏壇の手数料を公式に示している福岡市もあれば、窓口で寸法を伝えて確認する市もあり、調べるだけでもひと苦労だと思います。北九州市のように料金の改定を控えている市もありますので、実際に動く前に最新の情報を確かめてください。手放すにしても残すにしても、ご家族が納得できる形で見送れるよう当店がお手伝いします。まずはサービス案内からお気軽にご相談ください。