
こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!
東京で仏壇を処分する方法は、区・市の粗大ごみから供養込みの専門サービスまで、大きく5つあります。23区の粗大ごみなら手数料400円〜3,200円程度(区・サイズにより異なる)で出せますが、供養は行われないため、供養や運び出しまで含めて考えるなら、東京でも全国一律料金の専門サービスや、手のひらサイズに作り直して残す方法も選択肢に入ります。
【早わかり】東京の仏壇処分の要点
- 東京23区の粗大ごみ手数料は400円〜3,200円程度(区・サイズにより異なる)。ただし供養はなく、運び出しも自分で行う
- 多摩地域(市部)は料金体系が市ごとに違い、仏壇の料金を公表していない市もある
- 供養(魂抜き)を行う場合は、先に供養、そのあとに処分が基本の順番。お布施の目安は1万〜5万円程度(自社調べ)
- 結壇の処分サービスは全国一律8,800円〜79,800円(税込・サイズ別)で、東京も同額。供養を付ける場合は22,000円でお布施不要
- 捨てずに残したい方には、仏壇の一部を活かして手のひらサイズに作り直すリメイク(118,000円〜・納期約2〜3ヶ月)という方法もある
この記事でわかること
- 東京で仏壇を処分する5つの方法と費用の目安
- 23区の粗大ごみの手数料と申し込み手順、多摩地域との違い
- 供養(魂抜き)の進め方と、菩提寺がある場合・ない場合の対応
- 東京の業者に頼む前に確認したいポイント
- 捨てずに残すという、もう一つの選択肢
実家じまいや住み替え、遺品整理、親御さんの介護施設への入居などをきっかけに、東京都内のご自宅・ご実家の仏壇の行き先を考え始めた方に向けて書きました。23区の方も多摩地域の方も、この記事だけで手順と費用の全体像がつかめるようにしています。
稲垣 亘佑いながき こうすけ
創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。
東京で仏壇を処分する方法は5つ|費用と供養を一覧で比較

東京で仏壇を手放す方法は、区・市の粗大ごみ、菩提寺・僧侶への供養依頼、仏壇店・専門業者、不用品回収業者、供養込みの専門サービスの5つです。分かれ目になるのは、費用と、供養(僧侶の手配)まで頼めるかどうかの2点です。処分ではなく作り直して残す方法も比べられるよう、表の最後に加えました。
| 方法 | 費用の目安 | 供養(魂抜き) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 区・市の粗大ごみ | 23区は400円〜3,200円程度(区・サイズにより異なる)。多摩地域は市により異なる | なし(僧侶は自分で手配) | 最も安い。運び出しと中身の整理は自分で行う |
| 菩提寺・僧侶に供養を依頼 | お布施1万〜5万円程度(自社調べ) | 供養はここで行う | 本体の引き取りはまず行われず、処分は別に手配する |
| 東京の仏壇店・専門業者 | 供養・引き取り込みで総額2万〜6万円程度になることも(自社調べ) | 店により僧侶手配の可否が異なる | 一括で頼める店もあるが、料金体系は店ごとにバラバラ |
| 不用品回収業者 | 1万〜4万円程度(自社調べ) | 供養なしのことが多い(要確認) | 家財とまとめて頼みやすいが、無許可の業者に注意 |
| 結壇の処分サービス | 全国一律8,800円〜79,800円(税込・サイズ別)。郵送は4,800円 | 仏壇供養22,000円(お布施不要・全宗派対応) | 搬出込みで当日は立ち会いだけ。仏壇の一部を写真立てにして返却 |
| 結壇のリメイク(残す) | 118,000円〜(税込)+引き取り費28,000円(関東) | 供養込み | 手のひらサイズに作り直す。納期は約2〜3ヶ月 |
費用だけを見れば区・市の粗大ごみが最安です。一方で、供養をどうするか、大きな仏壇を誰が運び出すかまで考えると、答えが変わる方も多いはずです。
なお、お寺(菩提寺)については補足があります。寺院が仏壇本体を引き取ってくれるケースは極めて稀で、「供養は菩提寺、本体の処分は別に手配」が基本形です。この前提を押さえたうえで、順番に見ていきましょう。
東京23区・多摩地域の粗大ごみ|手数料と申し込みの流れ

東京23区の多くは仏壇を粗大ごみとして収集しており、手数料は400円〜3,200円程度(区・サイズにより異なる)です。最も費用を抑えられる方法ですが、供養は行われず、運び出しも自分で行うのが原則です。
23区の手数料の例|渋谷区・新宿区
| 区 | 手数料 | サイズの測り方 |
|---|---|---|
| 渋谷区 | 400円・900円・1,300円・2,300円・3,200円の5段階 | 幅と高さの合計で判定(135cm以下は400円、360cm以上は3,200円) |
| 新宿区 | 400円・900円・1,300円・2,300円・3,200円の5段階 | 最も長い辺と2番目に長い辺の合計で判定(箱物家具の扱い) |
同じ23区でも、サイズの測り方や区分は区ごとに違います。手数料は改定されることもあるため、申し込みの前にお住まいの区の公式サイトか粗大ごみ受付センターで最新の金額を確認してください。
申し込みから収集までの流れ(大田区の例)
- 電話(受付8時〜19時)またはインターネット(24時間)で申し込む
- コンビニやスーパーで有料粗大ごみ処理券を購入し、仏壇に貼る
- 収集日の朝、自宅前(集合住宅は指定の置き場)まで自分で運び出す
収集は申し込み順のため、時期によっては2週間以上先になることもあります。引っ越しや解体の期日が決まっている方は、早めに申し込んでおきましょう。
多摩地域(市部)は市によって扱いが異なる
多摩地域では、粗大ごみの品目や料金体系が市ごとに違います。仏壇の料金を公式サイトに載せていない市もあり、例えば八王子市は個別に問い合わせる案内になっています。お住まいの市の粗大ごみ窓口で、仏壇を出せるかどうか、いくらかかるかを確認してから進めてください。
自治体に出す場合の注意点
- 区・市の収集に供養は含まれません。供養を行う場合は先に済ませておきます
- 位牌・本尊・仏具は仏壇本体と別に整理が必要です。供養を依頼する僧侶や引き取りを頼む業者に、扱いをあわせて相談できます
- 運び出しは自分で行います。大型の仏壇は大人2人でも重く、階段や廊下の曲がり角で苦労するケースが少なくありません
- 区によっては持ち込みにすると安くなります(世田谷区では収集のおよそ半額)
また、申し込みの前にご親族へひと声かけておくことをおすすめします。後々の行き違いを防げるだけでなく、家族みんなのご先祖さまだからこそ、全員が納得して見送ることにつながるからです。
処分の前に済ませたい供養(魂抜き)|進め方とお布施の目安

供養を行う場合は、先に供養、そのあとに処分という順番が基本です。仏壇が手元を離れてからでは、儀式のしようがないためです。
閉眼供養(へいがんくよう)とは、仏壇に宿るとされる魂を抜くための儀式のことで、「魂抜き(たましいぬき)」とも呼ばれます。必ず行わなければならない決まりがあるわけではありませんが、長年手を合わせてきた仏壇だからこそ、供養をしてから手放す方が気持ちの区切りをつけやすい、という考え方が一般的です。宗派によって考え方が異なり、「魂抜き」「閉眼供養」という言葉を使わない宗派もあります。ご自身の宗派の正式な進め方は、菩提寺に確認すると確実です。
菩提寺がある場合
菩提寺(ぼだいじ)とは、先祖代々のお墓や法要をお願いしているお寺のことです。菩提寺がある方は、まず供養の相談から始めましょう。お布施の目安は1万〜5万円程度(自社調べ)で、自宅に来ていただく場合は御車代・御膳料として数千円〜1万円程度(自社調べ)を包むのが一般的です。
なお、供養のあとの仏壇本体まで菩提寺にお願いできるケースはまずありません。供養は菩提寺に、本体の処分は別の方法で、と分けて考えるのが現実的です。
菩提寺がない場合
東京は地方から移り住んだ方が多く、「菩提寺は遠方の実家近くにある」「そもそも付き合いのあるお寺がない」というご相談をよくいただきます。菩提寺がない場合は、僧侶手配(お坊さん派遣)サービスという選択肢があります。お布施込みの定額制が多く、閉眼供養で3万〜5万円程度(自社調べ)が目安です。
もうひとつは、供養まで含めて頼める処分サービスを選ぶ方法です。結壇では提携寺院の住職が全宗派に対応して供養を執り行うため、菩提寺がない方や宗派がわからない方でも進められます。詳しくは後の章で説明します。
東京の業者に頼む前に|相場と確認したい4つのポイント
業者に頼めば運び出しまで任せられますが、東京では「処分料+引き取り料+供養料」と費用が積み重なり、総額が見えにくいことがあります。金額の安さではなく、「どこまで含まれているか」で比べるのが後悔しないコツです。
相場の目安からお伝えします。仏壇店や専門業者での本体処分は、小型で1万〜2万円程度、大型は数万円程度(自社調べ)です。ただし都内では自宅までの引き取り料が別にかかる店もあり、供養まで頼むと総額2万〜6万円程度になることもあります(自社調べ)。不用品回収業者は1万〜4万円程度(自社調べ)で、家財とまとめて頼めるのが利点ですが、供養は基本的に行われず、自治体の許可を持たない業者は不法投棄などのトラブルにつながるおそれがあるため避けてください。
依頼前に確認したいのは次の4点です。
- 供養(僧侶手配)の可否: 供養が含まれるのか、含まれる場合は誰が執り行うのか。閉眼供養を執り行うのは寺院・僧侶で、仏壇店や業者は手配までしかできません
- 料金に含まれる範囲: 搬出作業・運搬・処分費まで込みの総額か。「〇円から」の表示は実際のサイズで見積もると大きく変わることがあります
- 追加料金の条件: 階段作業や吊り下げなど、どんな場合に追加が発生するか
- 位牌・仏具の扱い: 仏壇本体だけでなく、中身まで相談できるか
見積もりの精度を上げるには、仏壇の寸法(高さ・幅・奥行き)を測って伝える、仏間から玄関、車を停める場所までの経路を写真で共有する、必要なら下見に来てもらう、という準備が役立ちます。なお、仏壇の引き出しには通帳や印鑑などの貴重品が残っていることが思いのほか多いものです。事前に中身を出したうえで、引き取り時にスタッフと一緒に最終確認すると見落としを防げます。
結壇の仏壇処分|東京も全国一律8,800円〜・供養までお任せ

当店(結壇)の処分サービスは全国一律のサイズ別料金で、東京23区でも多摩地域でも同じ金額です。対応エリアは全国(一部地域を除く)で、東京都は出張引き取りと郵送のどちらでもご依頼いただけます。地域による出張費の上乗せはありません。
処分料金(全国一律・税込)
料金は仏壇の3辺(高さ・幅・奥行き)の合計サイズで決まります。
| 3辺合計サイズ | 処分料金(税込) |
|---|---|
| 〜150cm | 8,800円 |
| 〜200cm | 21,800円 |
| 〜250cm | 29,800円 |
| 〜300cm | 37,800円 |
| 〜350cm | 45,800円 |
| 〜400cm | 79,800円 |
小型の仏壇なら、郵送での処分(120サイズまで)が一律4,800円という方法もあります(送料はお客さま負担)。
処分料金には引き取り・運送・搬出作業まで含まれています。供養をご希望の場合は仏壇供養22,000円、位牌・仏具は1箱5,000円で、お布施は不要です。吊り下げやクレーンを使う特殊な搬出を除いて、追加料金はかかりません。例えば3辺合計200cm以内の仏壇を供養つきで手放す場合、処分料金21,800円と供養22,000円を合わせた43,800円(税込)が総額です。
供養は提携寺院の住職が全宗派対応で執行
供養を執り行うのは業者ではなく、提携寺院である清養寺(静岡県藤枝市)の住職です。全宗派に対応しているため、宗派がわからない方でも進められます。
そして当店の処分は、ただ廃棄するだけでは終わりません。お引き取りした仏壇の一部を写真立てに作り直してお返ししています。供養をお申し込みの場合は、完了の証である「祈りの証」プレートも供養後約1〜2ヶ月でお届けするので、手放したあとも手元にひとつ形が残ります。
搬出は立ち会いだけ|ご利用の流れ
搬出作業は提携の大手物流会社が担当し、当日はお立ち会いいただくだけで済みます。エレベーターのないマンションや廊下の狭い戸建てなど、東京の住宅で起こりがちな運び出しの悩みも、まるごとお任せください。
- 電話またはLINEでご相談
- お見積もりと引き取り日の調整
- ご自宅で引き取り(搬出は提携の物流会社が担当)
- 提携寺院での供養
- 写真立てと「祈りの証」をお届け
詳しいサービス内容は結壇のサービス紹介ページをご覧ください。
捨てずに残すという選択肢|仏壇の一部を手のひらサイズに

ここまで処分の方法を説明してきましたが、「処分したいけれど、ただ捨てるのは忍びない」という気持ちが少しでもあるなら、仏壇の一部を活かして小さく作り直す「リメイク」という方法もあります。手がける業者が少なく、あまり知られていない選択肢なので、処分を決める前に知っておいていただきたいのです。
ひとくちに「捨てたくない」と言っても、仏壇というモノそのものを残したいのか、手を合わせる対象が残れば十分なのかで、合う方法は変わります。リメイクは、思い入れのある部材を一部残しながら、今の住まいに置けるサイズで手を合わせる場所を持ち続けられる方法です。マンションやコンパクトな住まいが多い東京では、「大きな仏壇は置けないが、手を合わせる場所はなくしたくない」という方にちょうど合います。
結壇では、お引き取りした仏壇に魂抜きをしたうえで、職人が扉や彫刻などの一部を使って手のひらサイズのミニ仏壇に作り直します。「この彫りを残したい」といったご要望を伺いながら、残す部分を一緒に決めていきます。費用と納期の目安は次のとおりです。
- 一般的なリメイク業者: 30万〜100万円程度(自社調べ)・納期3ヶ月〜半年程度が目安
- 結壇: 梅コース118,000円〜(税込)・納期約2〜3ヶ月。供養費用込みで、引き取り費は関東28,000円
工房は静岡ですが、出張引き取りと提携物流で完結するため、東京から持ち込む必要はありません。1つの仏壇から複数個お作りして、ごきょうだいで形見分けすることもでき、2つ目以降は30,000円引きになります。対象は3辺合計400cm以内の仏壇が目安ですが、超えそうな場合もできる限り対応方法を一緒に考えますので、まずはお気軽にご相談ください。
コース別の料金はご利用料金ページに、実際にご利用いただいた方の感想はお客様の声にまとめています。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
結壇のサービスと他の方法、それぞれに合う方が違います。正直にお伝えします。
結壇がおすすめな人
- 実家じまいや住み替え、施設入居の準備で、供養から引き取りまで一度に済ませたい人
- お布施や追加料金を含めた総額を、頼む前にはっきりさせたい人
- 菩提寺とのお付き合いがなく、供養を誰に頼めばよいかわからない人
- エレベーターのない建物など、大きな仏壇を自分で運び出せない人
- ただ捨てるのは気が引ける、何か形を残したい人
おすすめしない人(他の方法が合う人)
- とにかく費用を抑えたい人。自分で運び出せて供養も行わないと決めているなら、区の粗大ごみ(400円〜3,200円程度)が最安です
- 供養は必ず菩提寺で、と決めている人。供養を菩提寺にお願いし、本体の処分だけを業者に頼む組み合わせが良いでしょう。結壇でも、供養を済ませた仏壇の引き取りだけのご依頼ができます
- 家具や家電など実家の不用品を一度に片付けたい人。遺品整理業者にまとめて依頼する方が手間は少なくなります
よくある質問(FAQ)
Q1. エレベーターのない建物の上の階ですが、引き取ってもらえますか?
結壇では搬出を提携の物流会社が担当するため、階段しかない建物でも当日はお立ち会いいただくだけで済みます。吊り下げやクレーンが必要になる特殊な搬出のみ別途費用がかかりますので、建物の状況をご相談の際にお伝えください。
Q2. 退去日が迫っています。区の粗大ごみと業者、どちらが確実ですか?
区の粗大ごみは申し込み順の収集のため、時期によっては2週間以上先になることがあります。期日が決まっているなら、引き取り日を相談して決められる業者の方が計画を立てやすいでしょう。結壇でもお見積もりの際にご希望の時期を伺って日程を調整します。
Q3. 位牌や仏具、過去帳も一緒に供養してもらえますか?
結壇では位牌・仏具の引き取り供養を1箱5,000円で承っています。仏壇と同じく提携寺院で供養しますので、扱いに迷う品もそのままにせず、まとめてご相談ください。
Q4. 小さい仏壇なら郵送でも処分できますか?
できます。結壇では宅配便の120サイズに収まる仏壇を、郵送処分一律4,800円(税込・送料はお客さま負担)で受け付けています。上置き型(家具の上に置く小型の仏壇)を手放したい方に選ばれている方法です。
Q5. 工房が静岡とのことですが、東京から持ち込む必要はありますか?
ありません。ご自宅までスタッフが伺う出張引き取りと提携物流で完結するため、店舗や工房へ持ち込む手間は不要です。供養後の写真立てと「祈りの証」も郵送でお届けします。
東京での仏壇処分は、区の粗大ごみで費用を抑える方法から、供養までまとめて任せる方法、そして捨てずに作り直して残す方法まで幅があります。費用だけでなく、供養をどうするか、何か形を残したいかまで含めて選ぶと、後から悔いのない仏壇じまいになります。
処分するか、一部を残して作り直すか。迷っている段階のご相談も歓迎です。詳しくは結壇のサービス紹介ページをご覧ください。