
こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!
実家の仏間にあるような大きな台付き仏壇でも、供養したうえで小さく作り直すことができます。運び出しから供養、製作までまとめて任せられるため、重い仏壇をご自身で動かす必要もありません。
当店にも「親の家の仏壇が大きすぎて、今の住まいにはとても置けない」というご相談が数多く届きます。この記事では、大きな仏壇ならではのサイズの測り方から、費用・期間、運び出しの現実、家族での分け方まで、順を追って説明します。
【早わかり】大きな仏壇を小さくする方法の要点
- 仏壇の大きさは「高さ+幅+奥行」の3辺合計で測るのが基本。台付き仏壇では3辺合計300cmを超えることも珍しくない
- 小さく作り直すリメイクの一般相場は30万〜100万円程度(自社調べ)・納期は3ヶ月〜半年程度。結壇は118,000円〜(税込・供養込み)・約2〜3ヶ月
- 自治体の粗大ごみは数百円〜2,000円程度(自治体により異なる)だが、自力での運び出しが前提のため大型の仏壇には現実的でない
- 結壇では1つの仏壇から複数個を作って兄弟・親族で分けられる(2つ目以降30,000円OFF)
この記事でわかること
- どこからが「大きな仏壇」なのか(サイズの測り方)
- 大きな仏壇を小さくする方法と、費用・期間の比較
- 大きくて重い仏壇の運び出しを誰に任せられるか
- 小さく作り直す前の供養(魂抜き)の考え方
- 実家の大きな仏壇を兄弟・親族で分ける方法
この記事は、実家じまいや住み替えで大きな仏壇を持て余している方、親の家の仏壇を引き継ぐことになったものの今の住まいには置けない方に向けて書いています。
稲垣 亘佑いながき こうすけ
創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。
どこからが「大きな仏壇」?まず3辺合計を測る

仏壇の大きさは、高さ・幅・奥行を足した「3辺合計」で測るのが基本です。リメイクでも処分でも、多くのサービスがこの数字を料金や受け入れの目安にしています。
仏壇には大きく2つの形があります。台付き(床置き)型とは、床や畳に直接置く伝統的な形の仏壇です。高さは1m〜1.7mほどあり、下台に収納が付いた重厚な造りが特徴です。一方の上置き型とは、棚やタンスの上に置く高さ30cm〜90cmほどの小ぶりな仏壇です。
台付き仏壇のサイズは「尺」「寸」で表記されることが多く、たとえば「43-18」という表記なら高さ約129cm・戸幅約54cmを意味します。実家の仏間に納まっている台付き仏壇は、まず「大きな仏壇」と考えて差し支えありません。
測り方は簡単で、メジャーで高さ・幅・奥行をそれぞれ一番外側の出っ張りに合わせて測り、3つを足すだけです。たとえば高さ150cm・幅65cm・奥行60cmなら3辺合計275cmになります。台付きの大きな仏壇では、3辺合計が300cmを超えることも珍しくありません。
当店「結壇」では3辺合計400cm以内を引き取りの目安にしていますが、超えそうな場合もできる限り対応方法を一緒に考えますので、まずはお気軽にご相談ください。相談の際に寸法を正確に伝えられると、その後の話がスムーズに進みます。
大きな仏壇を小さくする方法と費用・期間の目安

大きな仏壇を小さくする方法は、大きく分けて「小さく作り直すリメイク」と「小さい仏壇への買い替え」の2つです。元の仏壇というモノを残したいのか、手を合わせる対象が残れば十分なのかで、選ぶ方法が変わります。
リメイク(ダウンサイジング)|元の仏壇を活かして小さくする
ダウンサイジングとは、仏壇を解体し、扉や彫刻など使える部材を活かして小さく作り直す方法です。先祖代々の仏壇の一部がそのまま残るため、「捨てるのは忍びない」という方に合っています。
ただし、リメイクを手がける業者は少数で、職人不足により対応できる店はさらに減っています。よくある選択肢ではないため、方法そのものを知らないまま処分してしまう方も少なくありません。一般的な相場は30万〜100万円程度(自社調べ)、納期は3ヶ月〜半年程度かかります。
仏壇洗濯|元の形のままきれいにする(小さくはならない)
仏壇洗濯(せんたく)とは、元の形・サイズのまま洗浄や塗り直しをしてきれいにする方法です。金仏壇で選ばれることが多い伝統的な修復方法ですが、サイズは変わらないため、「小さくしたい」という目的には応えられません。
結壇のリメイク|手のひらサイズまで小さくし、家族で分けられる
結壇では、一般的なダウンサイジングからさらに踏み込み、手のひらサイズまで小さく作り直しています。1つの大きな仏壇から複数個を作り、兄弟・親族で分けられる点も、当店ならではの選択肢です。
料金はパッケージ化されていて、118,000円(税込)からと明確です。提携寺院での供養の費用が料金に含まれており、納期は約2〜3ヶ月と一般的なリメイクより短めです。詳しくはこのあとの「大きな仏壇こそ活かせる」の章で説明します。
小型仏壇への買い替え・手放す方法
新しい小型仏壇に買い替える場合、購入費は3万〜20万円程度(自社調べ)が目安です。ただし元の仏壇には閉眼供養と処分の手配が別に必要で、手元には残りません。
それぞれの方法を比較すると、次のようになります。
| 方法 | 費用の目安 | 期間の目安 | 供養(魂抜き) | 元の仏壇はどうなるか |
|---|---|---|---|---|
| リメイク(一般の業者) | 30万〜100万円程度(自社調べ) | 3ヶ月〜半年程度 | 行わないことが多い(別途手配) | 一部を活かして小さく残る |
| リメイク(結壇) | 118,000円〜(税込)+地域別の引き取り費 | 約2〜3ヶ月 | 提携寺院で供養してから製作(料金込み) | 手のひらサイズで残る。複数個に分けることも可能 |
| 仏壇洗濯 | 業者・仏壇の状態により幅がある | 業者により異なる | 別途手配 | サイズは変わらない |
| 小型仏壇への買い替え | 購入3万〜20万円程度(自社調べ)+元の仏壇の供養・処分費 | 購入自体は短期間 | 元の仏壇に閉眼供養が必要(自分で手配) | 手放す(残らない) |
| 自治体の粗大ごみ | 数百円〜2,000円程度(自治体により異なる) | 予約から収集日まで | 自分で事前に手配 | 手放す(残らない)。自力での運び出しが前提 |
大きくて重い仏壇の運び出しはどうする?

台付きの大きな仏壇は、大人1人で動かせる大きさ・重さではありません。小さくする方法を選ぶときは、「誰が運び出すのか」まで含めて考えることが大切です。
自治体の粗大ごみは費用こそ数百円〜2,000円程度(自治体により異なる)と安いものの、玄関先や収集場所まで自分で運び出すのが一般的なルールです。2階の仏間からの搬出や廊下の曲がり角、階段のことを考えると、大型の仏壇では現実的に難しいご家庭がほとんどです。
業者に任せる場合は、次の点を確認しておくと後から慌てずに済みます。
- 搬出作業が料金に含まれているか(建物の外まで運んでくれるか)
- 追加料金が発生する条件(吊り下げなどの特殊作業の扱い)
- 供養(僧侶の手配)まで相談できるか
依頼する前の準備としては、仏壇の寸法を正確に伝え、仏間から玄関・車までの経路がわかる写真を用意しておくと、見積りも当日の作業も正確に進みます。搬出が難しそうな家の造りであれば、下見に来てもらうのも1つの方法です。
結壇では、引き取り時の運び出しをスタッフまたは物流パートナーが行います。全国に対応しており、引き取り費は地域別で18,000円〜51,000円(税込)です。重い仏壇をご自身で動かしていただく必要はありません。
小さく作り直す前の供養(魂抜き)はどうする?

大きな仏壇に手を入れる前には、閉眼供養で一区切りをつけるのが一般的です。長年手を合わせてきた仏壇だからこそ、気持ちの整理をつけてから次の形に進むための儀式といえます。
閉眼供養(へいがんくよう)とは、仏壇から魂を抜くための儀式のことです。「魂抜き」とも呼ばれます。執り行うのは寺院・僧侶であり、仏壇店や業者が自ら儀式を行うことはありません(僧侶の手配までを担います)。
宗派によって考え方が異なり、「魂抜き」「閉眼供養」という言葉を使わない宗派もあります。ご自身の宗派の正式な進め方は、菩提寺に確認すると確実です。菩提寺に依頼する場合のお布施は1万〜5万円程度(自社調べ)が目安です。
注意したいのは、一般的なリメイク業者は供養を行わないことが多い点です。その場合は菩提寺などへの手配をご自身で進める必要があります。結壇では、引き取った仏壇を提携寺院「清養寺」で供養したうえで製作に入り、この費用はリメイク料金に含まれています。
大きな仏壇こそ活かせる|結壇のリメイクと料金

彫刻や欄間をふんだんに使った大きな仏壇は、実はリメイクに向いています。活かせる部材が豊富で、「どこを残すか」を選べる楽しみがあるからです。
大型の伝統仏壇には、扉・彫刻・欄間・金具など、職人の手仕事が詰まっています。結壇では「この彫りを残したい」「おじいちゃんが毎日開けていた扉を使ってほしい」といったご要望を職人が伺いながら、どの部分を活かすかを一緒に決めていきます。
料金は次の3コースです。いずれも供養の費用を含みます。
| コース | 内容 | 料金(税込) | 納期目安 |
|---|---|---|---|
| 梅(部分リノベーション) | 仏壇の一部分を使用 | 四角型 118,000円 / 円背型 128,000円 | 約2〜3ヶ月 |
| 竹(フルリノベーション) | 引き取った仏壇のみを使用 | 四角型 168,000円 / 円背型 188,000円 | 約2〜3ヶ月 |
| 松(オリジナルオーダー) | サイズ・形に制約なし | 298,000円〜 | 約3ヶ月 |
別途、地域別の引き取り費(静岡18,000円〜北海道51,000円・税込)がかかります。位牌の作り直しや仏具一式などのオプションも用意していますので、詳しくはご利用料金のページをご覧ください。
そして大きな仏壇ならではの使い方が、家族での「形見分け」です。1つの仏壇から複数個を作れるため、実家の仏壇を「誰が引き取るか」で話し合いが止まっているご家族には、全員で分けるという答えがあります。2つ目以降は30,000円OFFになります。家族みんなのご先祖さまだからこそ、1人が抱え込むのではなく、それぞれの家で手を合わせられる形は前向きな解決策だと考えています。
ご利用の流れは、電話またはLINEでの相談から始まり、プランのご提案と概算見積り、引き取り、供養・製作を経て、約2〜3ヶ月後(松コースは約3ヶ月後)にお手元へ納品します。実際にご利用いただいた方の感想はお客様の声で紹介しています。
手放すと決めた方へ
家族で話し合った結果、手放すという結論になっても、それは間違いではありません。結壇では仏壇の処分・供養の相談も受けており、料金は全国一律・3辺合計のサイズ別で8,800円〜79,800円(税込)、引き取り・搬出・供養込みでお布施も不要です(吊り下げなどの特殊作業のみ別途)。大きな仏壇ほど処分費用は上がる仕組みのため、台付き仏壇の場合は、先に3辺合計を測っておくと費用の見当がつけやすくなります。対応は全国(一部地域を除く)で、サービスページからご相談いただけます。
こんな人におすすめ・おすすめしない人
大きな仏壇のリメイクは、誰にでも合う方法ではありません。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
こんな人におすすめ
- 実家の仏間にある台付き仏壇を、今の住まいに合うサイズにしたい
- 捨てることに抵抗があり、手を合わせる対象を残したい
- 重い仏壇の運び出しまで任せたい
- 兄弟・親族で仏壇を分けて、それぞれの家で祀りたい
- 総額がいくらかかるのか、先に明確にしてから進めたい
おすすめしない人
- 元の形・大きさのまま使い続けたい(仏壇洗濯や修理が合っています)
- とにかく費用を抑えて手放すことだけが目的(自治体の粗大ごみなどが候補になります)
- 思い入れのある部材がなく、新品のデザインから自由に選びたい(買い替えが合っています)
よくある質問(FAQ)
Q1. 3辺合計400cmを超えていそうな仏壇でも相談できますか?
はい、大丈夫です。結壇では、寸法と写真を添えていただければ、できる限り対応方法を一緒に考えます。仏間に納まる大きな台付き仏壇でも、多くは400cmの範囲に収まりますので、まずは測ってみるところから始めてください。
Q2. 仏壇の中の本尊や位牌はどうすればよいですか?
ご本尊は、菩提寺や僧侶に相談してお寺に納めるのが基本の流れです。仏壇と一緒に引き取り供養を頼める業者もあります。位牌は小さくした仏壇に合わせて作り直すことができ、結壇では位牌の作り直し(19,800円・税込)と、役目を終えた仏具・位牌の引き取り供養(1箱5,000円・送付)を用意しています。過去帳は、家族の記録として手元に残す方も多くいらっしゃいます。
Q3. 金仏壇でも小さくできますか?
金仏壇は、元の形のままきれいにする仏壇洗濯が選ばれることの多い仏壇です。小さく作り直すリメイクに対応するかどうかは業者によって異なります。結壇では仏壇の状態を見ながらご提案しますので、写真を添えてお問い合わせください。
Q4. 小さく作り直した仏壇は、どこに置けばよいですか?
置き場所に厳密な決まりはなく、家族が自然に手を合わせられる場所でよいという考え方が一般的です。手のひらサイズであれば、リビングの棚や寝室のチェストの上にも置けます。迷う場合は、毎日目に入る場所を選ぶと、お参りが暮らしの習慣になじみます。
Q5. 作り直した仏壇に魂入れ(開眼供養)は必要ですか?
開眼供養(かいげんくよう)とは、新しい仏壇に魂を迎える儀式のことです。行うかどうかは宗派・寺院によって考え方が異なるため、菩提寺がある場合は一度相談してみてください。依頼する場合のお布施の相場は1万〜5万円程度(自社調べ)です。新しい形で気持ちよくお参りを始めるための区切りとして、行う方が多い儀式です。
まとめ|大きな仏壇も、まず測るところから
大きな仏壇を小さくしたいと思ったら、最初の一歩は高さ・幅・奥行の3辺を測ることです。数字がわかれば、リメイクできるのか、費用がいくらかかるのかが具体的に見えてきます。
小さく作り直すリメイクの一般相場は30万〜100万円程度(自社調べ)・納期3ヶ月〜半年程度ですが、結壇なら118,000円(税込)から、供養込み・約2〜3ヶ月で手のひらサイズに作り直せます。運び出しもお任せいただけますので、重くて動かせない仏壇を前に悩んでいる方は、結壇のサービスページからご相談ください。