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ミニ仏壇でペットを供養する方法|種類と置き場所の選び方

ミニ仏壇でペットを供養する方法|種類と置き場所の選び方

こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!

ペットのためにミニ仏壇を用意することに、厳密な決まりはありません。遺骨や写真を家に置いて毎日手を合わせる形で、まったく差し支えないと考えていただいて大丈夫です。

当店にも「小さな子のためにお仏壇を用意していいものか」「先祖の仏壇の横に置いても失礼にならないか」というご相談が届きます。この記事では、店頭でお話ししている選び方と置き方を、そのままの順序で整理してお伝えします。

【早わかり】ミニ仏壇でのペット供養の要点

  • ペットの供養に厳密な決まりはありません。ミニ仏壇を用意して手元で手を合わせる形で差し支えないという考え方が広くあります
  • ペットの遺骨を自宅で保管し続けることに、法律上の制限はありません。ただし土に埋める場合は自分の敷地内に限られます
  • ペット用のミニ仏壇は、仏壇型・ボックス型・ステージ型の3タイプに分かれます。骨壺を見せずにしまいたい方はボックス型が合っています
  • 骨壺の直径は3寸で約9cm、4寸で約12cm、5寸で約15cmが目安です。仏壇の内寸は骨壺の直径より2〜3cm大きめを見ておくと収まります
  • ペット用ミニ仏壇の価格帯は1万〜5万円程度(一般的な目安・自社調べ)。素材によって幅があります
  • 家族の仏壇とは別に用意するのが一般的という考え方が広くある一方、同じ部屋に並べるご家庭も増えています。宗派・寺院によって考え方が異なるため、菩提寺があれば一度たずねておくと迷わず決められます
  • 並べる場所がないときは、今ある仏壇を小さく作り直す方法もあります。一般的なリメイクは30万〜100万円程度・3ヶ月〜半年程度(自社調べ)、結壇では118,000円〜(税込・供養込み・引き取り費別途)で約2〜3ヶ月です
結壇 監修者 稲垣亘佑

この記事の監修者

稲垣 亘佑いながき こうすけ

創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。

この記事でわかること

  1. ペットをミニ仏壇で供養してよいのか、法律や慣習の面での考え方
  2. ペット用ミニ仏壇の3タイプの違いと、骨壺の寸法から大きさを決める方法
  3. 揃えるもの・お供え・線香やろうそくの扱い方
  4. 置き場所の選び方と、遺骨を湿気から守るための工夫
  5. 家族の仏壇とペットの祈りの場所を、同じ家にどう収めるか

ペットを見送ったばかりで遺骨と写真の置き場所を決めかねている方、家に先祖の仏壇があってその横に並べてよいか迷っている方に向けた内容です。

ペットの供養に決まりはある?ミニ仏壇で手元に置いてよいか

ペットの供養に決まりはある?ミニ仏壇で手元に置いてよいか

結論から申し上げると、ペットの供養にこうしなければならないという決まりはありません。ミニ仏壇を用意して遺骨と写真を納め、毎日手を合わせる形で差し支えないという考え方が一般的です。

法律の面でも心配は要りません。人の遺骨は墓地埋葬法という法律の対象になりますが、ペットの遺骨はこの法律の対象外で、手元供養(遺骨や遺品を自宅に置いて供養する形)を続けても問題にはなりません。何年置いておいてよいという期限もありませんので、気持ちが落ち着くまでそばに置いていただいて構いません。

ひとつだけ実務上の注意があります。遺骨を土に埋める場合は、自分の敷地内に限られます。公園や河川敷、他人の土地に埋めることは認められていませんし、庭に埋める場合も深さを十分にとって、においや衛生の面でご近所に配慮する必要があります。

手元供養以外の選択肢も知っておく

先にどんな選択肢があるかを知っておくと、いま何を決めればよいのかがはっきりします。手元供養のほかには、ペット霊園の合同のお墓に納める形、屋内の納骨堂に預ける形、個別のお墓を建てる形、樹木葬のように自然に還す形があります。

供養の形 特徴 気をつけたい点
手元供養(ミニ仏壇+骨壺) 家で毎日手を合わせられる。あとから他の形に移すこともできる 置き場所の湿気管理が必要。将来どうするかは家族で決めておく
合同のお墓・永代供養 費用を抑えやすく、管理を任せられる あとから遺骨を取り出せなくなるのが一般的
納骨堂 屋内で管理され、天候に左右されずお参りできる 年間の管理費がかかる場合がある
個別のお墓 一頭ごとに残せる 将来の管理や承継をどうするかが課題になる
樹木葬・自然に還す形 自然の中で眠らせてあげられる 遺骨を戻せないことが多い
敷地内に埋める 費用がかからず、家のそばで見守れる 自分の土地に限られる。深さ・におい・衛生への配慮が必須

費用は施設ごとの差がとても大きい分野ですので、気になる形があれば近くの霊園に直接たずねてみてください。まず手元に置き、区切りがついた時点で納骨に移るご家庭も多く、最初にすべてを決めなくても大丈夫です。

ペット用ミニ仏壇の3つのタイプと選び方

ペット用ミニ仏壇の3つのタイプと選び方

ペット用のミニ仏壇は、大きく3つのタイプに分かれます。骨壺を中にしまいたいか、写真を主役にしたいかで選ぶと、迷わずに決められます。

  • 仏壇型(ミニ仏壇型): 一般的な仏壇を小さくした形で、扉が付いています。家族の仏壇と雰囲気を揃えたい方に選ばれます
  • ボックス型(キャビネット型): 引き出しや扉の中に骨壺を納められる形です。遺骨を見せずに置きたい方に合っています
  • ステージ型(オープン型): 台と背板だけの開放的な形で、扉がありません。写真立てや花と合わせて明るく飾れます
タイプ 骨壺の収まり方 置き場所の目安 こんな方に
仏壇型 扉の中に置ける物もある 棚やチェストの上 家族の仏壇と形を揃えたい方
ボックス型 引き出し・扉の中にしまえる リビングの棚、寝室 遺骨を見せずに置きたい方
ステージ型 台の上に置く(見える形) 家具の上、出窓、カウンター 写真を中心に明るく飾りたい方

価格帯は1万〜5万円程度が一般的な目安です(自社調べ)。樹脂や合板のものは手に取りやすく、天然木や塗りの仕上げになるほど価格が上がります。素材で迷ったときは、置く部屋の家具の色に近いものを選ぶと、暮らしの中に自然になじみます。

骨壺の寸法から仏壇の大きさを決める

先に骨壺の寸法を測ってから仏壇を選ぶと、ほぼ失敗がありません。骨壺は「寸」で表され、1寸がおよそ3cm、数字は直径を指します。

骨壺の大きさ 直径の目安 目安となるペットの大きさ
3寸 約9cm 子猫・超小型犬
4寸 約12cm 成猫・小型犬
5寸 約15cm 中型犬
6〜7寸 約18〜21cm 大型犬

仏壇側は、内寸(内側の有効な寸法)が骨壺の直径より2〜3cm大きいものを選んでください。出し入れのときに指を入れる余裕がないと、扉や引き出しの縁に骨壺をぶつけてしまいます。高さも忘れずに確認します。骨壺は蓋を含めた高さが直径より数cm大きいことが多く、幅だけを見て選ぶと蓋が引っかかります。

火葬をお願いした業者から返骨されたときの箱や巾着袋ごと納めたい場合は、袋に入れた状態のまま測ってください。中身だけの寸法で測ると、ほぼ確実に一回り足りなくなります。実際に納めたい状態で測る。これだけで寸法の失敗はほとんど防げます。

揃えるものとお供え、線香やろうそくの扱い

揃えるものとお供え、線香やろうそくの扱い

揃える物にも決まりはありません。写真立てと骨壺、花を置く器、水を入れる小さな器があれば、それで十分に祈りの場所になります。

そのうえで、余裕があれば足していただきたいものを挙げます。

  • 写真立て: 元気だった頃の一枚を。仏壇の中に納まる小さめのサイズが扱いやすいです
  • おりん: 音を鳴らすことで気持ちが切り替わり、手を合わせる時間が習慣になります
  • 花立・水入れ・ごはん皿: 好きだったおやつやフードを少量お供えするご家庭が多いです
  • 愛用品: 首輪やお気に入りのおもちゃを添える方もいらっしゃいます
  • 名前を記したもの: 名前を彫った小さな位牌や木札を作る方もいますが、写真だけというご家庭も同じくらい多いです

ミニ仏壇は間口が狭いので、無理に一式を揃えるより、寸法の合う小さな器をいくつか選んで並べたほうが手を合わせやすくなります。

火の扱いは、住まいに合わせて考えてください。長い線香は倒れたときに危ないので、短い線香や煙の少ないタイプが扱いやすく、集合住宅では、においが廊下に流れにくいという利点もあります。ろうそくは電池式のものが広く出回っていて、火を使わないぶん就寝前の消し忘れの心配がありません。お供えの食べ物は、傷む前にその日のうちに下げてください。虫がついたり、においが残ったりすると、置き場所そのものを見直すことになってしまいます。

置き場所の選び方と、遺骨を湿気から守る工夫

置き場所の選び方と、遺骨を湿気から守る工夫

置き場所も、家族が毎日自然に前を通る場所を優先して選んでいただければ大丈夫です。実際にはリビングの棚やサイドボードの上、寝室のチェストの上が多く選ばれています。

避けたほうがよい場所は、木製品と遺骨の両方に共通しています。

  • 直射日光が当たる場所: 写真が色あせ、木部が反る原因になります。窓ぎわは少し離すか向きをずらします
  • エアコンの風が直接当たる場所: 木が乾いて割れやすくなります
  • 湿気がこもる場所・結露しやすい外壁面: 骨壺の中に湿気が入り込む原因になります
  • キッチンまわり: 油煙で汚れが付き、においも移ります
  • 床に直置き: ほこりが立ちやすく、掃除機や足元がぶつかります

遺骨のカビは、多くの場合、保管環境から起こります。火葬したばかりの遺骨はよく乾いていますが、湿度の高い場所に長く置くと骨壺の内側に結露が生じ、そこからカビが出ることがあるためです。骨壺の蓋を不用意に開け閉めしないこと、風通しがあって湿度の落ち着いた場所に置くこと、この2つを守っていただければ、ふだんの生活の中で十分に防げます。乾燥剤を骨壺の中に入れる方法については、取り扱う業者によって説明が分かれていますので、火葬をお願いした業者に直接たずねるのが確実です。

神棚がある部屋では、正面から向かい合わせにしない、上下に重ねて置かないという配置が慣習として広く知られています。同じ部屋でも正面を外して斜めにずらせば差し支えないとする説明が多く見られますので、間取りに合わせて柔軟に考えていただいて構いません。

家族の仏壇と同じ場所に祀ってよいのか

いちばん多くいただくご質問です。ペットと家族の仏壇は別に用意するのが一般的という考え方が広くある一方で、同じ部屋に並べて祀るご家庭も年々増えています。

考え方は宗派や寺院によって異なりますので、菩提寺(檀家として付き合いのあるお寺)があれば一度たずねておくと、あとから置き直す手間がありません。ご住職に確認せずに悩み続けるより、一言うかがってしまったほうが気持ちが軽くなる方がほとんどです。

当店がお客さまにお伝えしているのは、折衷の形です。同じ部屋・同じ棚の上でも、家族の仏壇とペットの祈りの場所を少し離し、それぞれの正面をつくって置けば、どちらにも別々に手を合わせられます。二つを一つの箱に押し込むのではなく、場所を分けて並べる。この形なら、住まいの事情と気持ちの両方に無理がありません。

つまずくのは、たいてい物理的な問題のほうです。実家から引き継いだ大きな仏壇が部屋の一角を占めていて、ペットの写真と骨壺を置くスペースがない。そんなときの考え方を、次にご説明します。

並べる場所がないときは、今ある仏壇を小さくするという方法

並べる場所がないときは、今ある仏壇を小さくするという方法

置き場所が足りないときは、仏壇そのものを小さく作り直すという選択肢があります。ご存じない方がほとんどですので、順にご説明します。

仏壇を作り直す方法は、一般には2つの系統に分かれます。ひとつはダウンサイジングで、大きな仏壇を今の住まいに合う小さな仏壇に作り直す方法です。もうひとつが仏壇洗濯(せんたく)で、元の形を活かしたまま洗浄や塗り直しをしてきれいによみがえらせる方法になります。仏壇洗濯は金仏壇で選ばれることが多い方法です。

結壇ではこの2つに加えて、もう一つの方法をご用意しています。引き取ったお仏壇の扉や彫刻、木材を活かして、手のひらサイズまで小さく作り直すという方法です。一つの仏壇から複数個を作って、ご兄弟やご親族で分けて持つこともできます。棚の上に手のひらサイズの仏壇を置ければ、その隣にペットの写真と骨壺を並べる余白が生まれます。

項目 一般的なリメイク業者 結壇
費用の目安 30万〜100万円程度(自社調べ) 118,000円〜(税込・供養込み)。引き取り費は別途
納期の目安 3ヶ月〜半年程度(自社調べ) 約2〜3ヶ月
料金の示し方 オーダーメイド中心で、見積もりを取るまで分かりにくい コース別の料金を公開
加工前の供養(魂抜き) 行わないことも多い 魂抜きをしたうえで加工
小さくできる限度 業者により異なる 手のひらサイズまで対応。複数個に分けることも可能

残す部分は、職人が「この彫りを残したい」といったご要望をうかがいながら決めていきます。長年手を合わせてきた仏壇の一部が形を変えて手元に残りますので、大きな仏壇を手放したあとも、これまでどおり同じものに手を合わせていただけます。料金の内訳はご利用料金のページに、ご依頼くださった方の感想はお客様の声にまとめていますので、あわせてご覧ください。

なお、結壇でお受けしているのは、ご先祖さまのお仏壇を小さく作り直すご依頼です。ペット用の仏壇や仏具は仏具店やペット供養の専門店に品揃えが豊富ですので、そちらでお選びいただき、置き場所づくりのほうはぜひ当店にご相談ください。住まいに合う収め方を、できる限り一緒に考えます。まずはサービスページをご覧いただき、お気軽にお声がけください。

仏壇を手放すと決めた方へ。 作り直さずに手放す場合も、そのままごみに出す以外の道があります。供養をしたうえで引き取ってもらう方法があり、結壇では仏壇の処分と供養についてもご相談を承っています。家族みんなで手を合わせてきたものですから、区切りをつけてからお別れするほうが、あとに悔いが残りません。

こんな人におすすめ / おすすめしない人

ミニ仏壇でのペットの手元供養が暮らしに合うかどうかを整理します。

こんな方におすすめです

  • 毎日名前を呼んで手を合わせたい方。そばに置けることが何よりの支えになります
  • 納骨をまだ決めきれない方。手元に置いてから、気持ちが落ち着いた時点で決められます
  • 集合住宅で大きな祈りの場所を作れない方。棚一段の幅があれば整います
  • 家族の仏壇と並べたい方。場所を分けて置けば、どちらにも別々に手を合わせられます

こちらの方には向きません

  • 直射日光や湿気を避けられる置き場所を確保できない方。遺骨の保管環境が整わないため、霊園や納骨堂に預けたほうが状態を保てます
  • 近い将来に長期の不在や住み替えを控えている方。落ち着いてから用意するほうが、置き場所を二度決めずに済みます
  • 手元に遺骨を置くことへ抵抗のあるご家族がいる方。無理に進めず、まずは写真と花だけの祈りの場所から始める形もあります

よくある質問

Q. ペットの位牌は作ったほうがよいのでしょうか。

作らなければならないという決まりはありません。名前を彫った小さな位牌や木札を用意する方もいれば、写真立てだけで十分だと考える方もいて、どちらも珍しくありません。家族が名前を呼んで手を合わせられれば形は問わない、と考えるご家庭が多いです。

Q. 人用の仏具をそのまま使ってもよいですか。

差し支えないとする説明が広くあります。おりんや花立は、ペット用として売られていないものにも小型のものが多く、選択肢は思ったより広がります。ただし人用の仏具は寸法が大きいことがありますので、置きたい場所の幅と高さを測ってから選ぶと失敗がありません。

Q. 四十九日や一周忌の法要は必要でしょうか。

厳密な決まりはないとされています。初七日や四十九日、命日に合わせて手を合わせるご家庭が多いのは、その日が気持ちの区切りをつけやすい日だからです。お寺や霊園でペットの法要を受け付けている場合もありますので、形を整えたい方は問い合わせてみてください。

Q. 賃貸マンションで気をつけることはありますか。

火と煙、それに壁や家具の汚れです。線香の煙は壁紙にヤニのような汚れを残すことがあり、退去時の原状回復で指摘される場合があります。煙の少ない線香や電池式のろうそくを選び、置き場所の背面を壁から少し離しておけば、汚れの心配はほとんどありません。

Q. 手元供養はいつまで続けてよいのですか。将来引っ越すときはどうしますか。

期限はありませんので、続けたいだけ続けていただいて構いません。ただし、住み替えやご自身の高齢化で管理が難しくなる時期はいつか来ますので、そのときに納骨するのか、他のご家族が引き継ぐのかを、元気なうちに一度話しておくと、いざというときに迷わずに済みます。引っ越しの際は、骨壺を横倒しにせず、緩衝材で包んで自分の手で運ぶのが基本です。

まとめ

ペットのためにミニ仏壇を用意することに、決まりも法律上の制限もありません。骨壺の寸法を先に測り、しまいたいか飾りたいかでタイプを選び、日光と湿気を避けた場所に置く。この3つを押さえていただければ、あとは暮らしに合わせて自由に整えていただいて大丈夫です。

家族の仏壇と並べたいけれど場所がない、という場合は、仏壇のほうを小さく作り直すという方法があります。結壇では引き取り・供養・製作・納品まで一括してお引き受けし、料金は118,000円〜(税込・供養込み・引き取り費別途)、納期は約2〜3ヶ月です。詳しくはサービスページをご覧ください。同じ部屋の中に、ご先祖さまと、家族だった小さな子の祈りの場所を、無理なく並べていただければと思います。

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