
こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!
仏壇の供養と処分にかかる費用は、「供養(魂抜き)のお布施」「位牌・仏具」「仏壇本体の処分」の3つを足した合計で決まります。この記事では、その3つを一つずつ相場でお見せしたうえで、供養込みで総額が読める頼み方までご案内します。
処分を考えてこの記事にたどり着いた方も多いと思います。まずは疑問にきちんとお答えしたうえで、後半では「供養して手放したあとも、想いを続けられる方法」も一つご紹介します。
この記事でわかること
- 供養と処分の費用が「3つの合計」で決まる理由と、それぞれの相場
- 閉眼供養(魂抜き)のお布施と、位牌・仏具の供養にかかる費用の目安
- 仏壇本体の処分方法ごとの費用と、供養と処分をあわせた総額の見通し
- 費用を抑えるコツと、安さだけで選ぶときの注意点
- 供養込みで総額が読める頼み方と、捨てずに残すという選択肢
こんな方に向けて書いています。「供養はきちんとしたいけれど、費用は抑えたい」「結局いくらかかるのか総額を知ってから決めたい」「雑に捨てるのは避けたい」という方です。
【早わかり】仏壇の供養と処分の費用の要点
- 供養と処分の費用は「供養のお布施」「位牌・仏具」「仏壇本体」の3つの合計で決まります(いずれも目安・自社調べ)
- 閉眼供養(魂抜き)のお布施は1万〜5万円程度、御車代・御膳料が数千円〜1万円程度かかることがあります
- 仏壇本体の処分は、自治体の粗大ごみで数百円〜2,000円程度(自治体により異なる)、不用品回収・専門業者で1万〜4万円程度です
- 結壇の仏壇処分サービスは全国一律のサイズ別料金8,800円〜79,800円(郵送4,800円)+供養オプションで、お布施不要・追加料金なし(特殊作業のみ別途)
- 供養したうえで仏壇を手のひらサイズに作り直すリメイク(118,000円〜・供養込み)という残し方もあります
稲垣 亘佑いながき こうすけ
創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。
仏壇の供養と処分の費用は「3つの合計」で決まる

仏壇を供養して処分するときの費用は、大きく3つに分かれます。①供養(魂抜き)のお布施、②位牌・仏具・過去帳の供養や処分、③仏壇本体の処分費用です。この3つを足したものが総額になります。
閉眼供養(へいげんくよう)とは、仏壇や位牌から魂を抜くための儀式のことです。「魂抜き」「お性根抜き」と呼ぶこともあります。まず僧侶に供養をしていただき、そのあとで本体を手放すのが基本的な流れです。
当店にご相談いただく方も、「供養はいくら、処分はいくら」とばらばらに聞いて、かえって総額が見えなくなってしまうことがあります。逆に言えば、この3つさえ押さえれば、おおよその金額はぐっと見えやすくなります。
供養(閉眼供養・魂抜き)のお布施はいくら?

供養のお布施は1万〜5万円程度が目安です(自社調べ)。これに加えて、僧侶に足を運んでいただく場合は、御車代や御膳料として数千円〜1万円程度をお渡しすることがあります。
御車代とは、僧侶に来ていただいた交通費としてお渡しするお金のことです。御膳料は、法要のあとの食事を辞退される場合に、その代わりとしてお渡しするものをいいます。いずれも金額に決まりはなく、地域やお寺とのお付き合いによって幅があります。
閉眼供養を執り行うのは、寺院や僧侶です。仏壇店や処分業者が供養そのものを行うことはなく、僧侶を手配する役割を担います。菩提寺(先祖代々でお付き合いのあるお寺)がある場合は、まずそのお寺にご相談ください。
なお、宗派によって考え方が異なり、「魂抜き」「閉眼供養」という言葉を使わない宗派もあります。宗派やお寺によって作法が違うため、ご自身の宗派の正式な進め方は、菩提寺に確認すると確実です。
位牌・仏具・過去帳の供養や処分の費用

位牌や仏具、過去帳も、仏壇と一緒に供養してから手放すのが一般的です。一般的な相場は1点あたり数千円程度(自社調べ)で、点数が多いほど合計は増えていきます。
位牌とは、亡くなった方の戒名や俗名を記した木の札のことです。過去帳は、ご先祖さまの戒名や没年月日を記した帳面をいいます。位牌は僧侶が引き取って位牌堂に安置してくださる場合や、仏壇と一緒に業者が引き取る場合があります。過去帳は、家族の記録として手元に残される方も少なくありません。
本尊(仏壇の中心にお祀りする仏像や掛軸)は、僧侶が引き取るか、仏壇と一緒に引き取られるのが一般的です。どれを残してどれを手放すかは、ご家族のお気持ちで決めて構いません。家族みんなのご先祖さまにかかわるものだからこそ、一度みなさんで話し合っておくと、あとで気持ちよく手放せます。
結壇では、仏具や位牌の引き取り供養を1箱5,000円でお預かりしています。仏壇本体を手放すときに、周りの仏具までまとめて相談できると、手配の手間が少なくて済みます。
仏壇本体の処分費用【方法別の相場】
仏壇本体の処分費は、方法によって数百円から数万円まで幅があります。いちばん安いのは自治体の粗大ごみ、手軽なのは運び出し込みの業者、という形です。
| 処分方法 | 本体の費用目安 | 供養の扱い | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 自治体の粗大ごみ | 数百円〜2,000円程度(自治体により異なる) | 含まれない(モノとしての廃棄) | 自分で運び出す。大型は2人以上必要なことも。サイズで可否や分別が変わる |
| 不用品回収・専門業者 | 1万〜4万円程度(自社調べ) | 僧侶を手配できる業者もある | 運び出し込みで手軽。階段作業・クレーン・搬出経路で追加料金が出ることがある |
| 仏具店・仏壇店 | 小型で1万〜2万円程度、大型は数万円程度(自社調べ) | 僧侶を手配 | 仏壇の買い替えとセットのことが多い |
| 結壇の仏壇処分サービス | 全国一律サイズ別 8,800円〜79,800円(郵送4,800円) | 供養オプションを付けられる(お布施不要) | 引き取り・搬出・写真立てへのリメイク込み。追加料金なし(特殊作業のみ別途) |
菩提寺があっても、お寺が仏壇本体を引き取ってくださることは、実際にはごくまれです。供養は菩提寺にお願いし、本体の処分は別に手配する、という組み合わせが基本になります。
供養と処分の総額はいくら?ケース別の見通し
供養と処分をあわせた総額は、手配の仕方でおおよそ次のようになります。別々に手配するほど安くなりやすい一方で、手間と、追加料金の読みにくさが増えます。
| 頼み方 | 供養の費用 | 本体処分の費用 | 総額の目安・特徴 |
|---|---|---|---|
| 菩提寺+自治体 | お布施1万〜5万円程度+御車代など数千円〜1万円程度 | 数百円〜2,000円程度 | 最安クラス。供養と処分を自分で別々に手配し、本体も自分で運び出す |
| 菩提寺+業者 | お布施1万〜5万円程度 | 1万〜4万円程度 | 運び出しは業者にまかせられる。追加料金の条件を要確認 |
| 業者に一括 | 業者が僧侶を手配 | 1万〜4万円程度 | 供養と処分をまとめて頼める。総額は見積もり次第 |
| 結壇の処分サービス | 供養オプション(仏壇供養22,000円) | サイズ別8,800円〜79,800円 | お布施不要・追加料金なし(特殊作業のみ別途)。総額が読める |
金額はいずれも目安です(結壇の料金を除き自社調べ)。仏壇の大きさや置き場所、お住まいの地域によって上下します。「いちばん安く」を優先するなら菩提寺と自治体の組み合わせ、「手間の少なさと総額の読みやすさ」を優先するなら一括で頼める方法が向いています。
費用を抑えるコツと、安さだけで選ばない注意点
費用をいちばん抑えたいなら、供養を菩提寺に、本体の処分を自治体の粗大ごみにと、別々に手配するのが基本です。ただし、その分だけ自分で動く手間と、いくつかの注意点があります。
- 本体を自分で運び出す必要があります。仏壇は大型だと50kgを超えることもあり、2人以上での作業が安全です。
- 自治体によっては、サイズや素材で粗大ごみに出せないことがあります。事前に品目と手数料を確認しておきましょう。
- 業者に頼むときは、階段作業・クレーン・搬出経路などで追加料金が出ることがあります。見積もりの段階で「これ以上かかることはないか」を必ず確認してください。
- 安さだけを見て供養を省くと、あとから「きちんとお別れできなかった」という心残りにつながることがあります。費用と気持ちの整理、その両方のバランスで選ぶのがおすすめです。
悪質な業者もゼロではありません。極端に安い料金で集めて、あとから高額な追加料金を請求する例もあります。料金の内訳が明確か、供養(僧侶の手配)まで頼めるか、この2点を目安に選ぶとよいでしょう。
結壇の仏壇処分サービスは供養込みで総額が読める

結壇の仏壇処分サービスは、全国一律のサイズ別料金に供養オプションを足す形で、お布施も追加料金も基本なく総額が読めるのが特徴です。「供養はいくら、搬出はいくら」と積み上がっていく不安をなくしたい方に向いています。
3辺合計とは、仏壇の高さ・幅・奥行きを足した長さのことです。処分料金は、この3辺合計のサイズで決まります。
| 仏壇のサイズ(3辺合計) | 処分料金(税込・全国一律) |
|---|---|
| 〜150cm | 8,800円 |
| 〜200cm | 21,800円 |
| 〜250cm | 29,800円 |
| 〜300cm | 37,800円 |
| 〜350cm | 45,800円 |
| 〜400cm | 79,800円 |
| 郵送(120サイズまで) | 4,800円(送料は別) |
この料金には、引き取り・運送・搬出作業が含まれます。供養を希望される場合は、仏壇供養22,000円・仏具供養1箱5,000円で、提携寺院の住職が全宗派に対応してお勤めします。お布施は別途必要ありません。追加料金も原則なく、吊り下げやクレーンが必要な特殊な搬出のときだけ別途となります。
搬出は提携の大手業者が担当し、当日はお立ち会いだけで大丈夫です。さらに、お預かりした仏壇の一部を写真立てに作り直してお返しし、供養を終えた証として「祈りの証」のプレートを後日お送りします。ただ処分するのではなく、手を合わせてきたご先祖さまへの区切りを、形にして残せるようにしています。
対応エリアは全国(一部地域を除く)です。仏壇の処分や供養についてもご相談を受け付けていますので、まずは結壇のサービスページからお気軽にお問い合わせください。お支払い方法など細かなご案内は、お見積もり時にお伝えします。
捨てずに供養して残すという選択肢

ここまで処分の費用をお話ししてきましたが、「本当は手放したくない」という気持ちがどこかにある方には、供養したうえで仏壇を小さく残す方法もあります。結壇では、引き取った仏壇の扉や装飾などを活かして、手のひらサイズのミニ仏壇に作り直しています。
「捨てたくない」と一口に言っても、その中身は人それぞれです。仏壇というモノそのものを残したいのか、それとも手を合わせる場所さえあれば十分なのか。前者なら元の仏壇を活かしたリメイク、後者なら写真立てや手元供養が合っています。
結壇のリメイクは、先に供養をしたうえで加工するので、供養の費用は料金に含まれます。梅(部分リノベーション)なら118,000円からで、これに地域別の引き取り費(18,000円〜51,000円)が別途かかります。納期は約2〜3ヶ月です。処分と違い、手を合わせる対象がそのまま手元に残るのが大きな違いです。
料金の詳細はご利用料金のページに、実際にご利用いただいた方の声はお客様の声にまとめています。処分と残す、どちらが良いということではありません。ご家族のお気持ちに合う方を、一緒に考えさせてください。
こんな方におすすめ / おすすめしない人
同じ「供養と処分の費用」でも、向いている頼み方は分かれます。
供養込みで総額を読みたい方におすすめ
- 供養はきちんとしたいが、お布施や追加料金でいくらになるか読めない不安を避けたい方
- 遠方に住んでいて、供養と処分を別々に手配するのが難しい方
- 搬出や運び出しの手間をかけたくない方
- 雑に捨てるのは避けたいけれど、大きな仏壇は置いておけないという方
別々に手配するほうが向いている方
- とにかく費用を最優先で抑えたく、運び出しや手配の手間は苦にならない方
- すでに菩提寺と長いお付き合いがあり、供養から相談まで完結できる方
- 自治体の粗大ごみに問題なく出せるサイズ・素材だと確認できている方
よくある質問
Q. 供養と処分は、どちらを先にすればいいですか?
A. 先に供養(魂抜き)を済ませ、そのあとで本体を手放すのが基本の順番です。魂を抜いたあとであれば、運び出しや処分の進め方に特別な決まりはありません。まずは菩提寺、または供養を手配できる業者にご相談ください。
Q. 供養をせずに処分してもよいのでしょうか?
A. 供養をするかどうかに、絶対の決まりはありません。宗派やお寺によって考え方が異なるためです。ただ、長く手を合わせてきた仏壇だからこそ、気持ちの区切りとして供養をされる方が多くいらっしゃいます。迷う場合は、後から悔いを残さないためにも、まず菩提寺に相談してみてください。
Q. 仏壇の中に、写真やお守り、へそくりが残っているかもしれません。
A. 手放す前に、引き出しや裏板の裏まで一度確認しておきましょう。ご家族だけで完全に確認しきるのは難しいので、引き取りに来てもらう業者と一緒に、最終確認をしながら運び出す流れがおすすめです。大切な品が後から見つかると、心残りになってしまいます。
Q. 位牌や過去帳も一緒に手放せますか?
A. 位牌や過去帳、仏具も一緒に供養して手放せます。位牌は僧侶が引き取る場合と業者が引き取る場合があり、過去帳は家族の記録として手元に残される方もいます。結壇では、仏具・位牌の引き取り供養を1箱5,000円でお預かりしています。
Q. 遠方でも供養と処分を頼めますか?
A. 結壇の仏壇処分サービスは全国(一部地域を除く)に対応しています。小さな仏壇であれば、120サイズまでの郵送処分(一律4,800円・送料別)も選べます。まずはサイズと地域をお知らせいただければ、総額の見通しをお伝えします。