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リビングに仏壇を置いてもいい?配置と選び方の基本

リビングに仏壇を置いてもいい?配置と選び方の基本

こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!

リビングに仏壇を置くことは、まったく差し支えありません。和室や仏間のない住まいが増えた今は、置き場所にリビングを選ばれるご家庭が増えています。

当店にも「和室がないのでリビングしか置く場所がない」「来客の目が気になる」というご相談が届きます。この記事では、店頭でお客さまにお話ししている置き方の考え方と、リビングだからこそ先に決めておきたい点をまとめてお伝えします。

【早わかり】リビングに仏壇を置くときの要点

  • リビングに置いて問題ありません。仏間のない住まいが増え、当店へのご相談でも置き場所にリビングを選ばれる方が最も多くなっています(自社調べ)
  • 位置を決めるときに先に見るのは方角より環境です。掃き出し窓の直射日光、エアコンの吹き出し口の正面、床暖房の上への直置きは避けます。テレビの隣そのものは問題にならないという見方が一般的で、避けたいのは日光・風・振動です
  • 高さは和室の正座ではなく、ソファや椅子に座ったときの目線を基準にします。ご本尊が座った目線よりやや上に来るよう、台の高さと仏壇本体の高さを足して調整します
  • リビングに向くのは上置きタイプ(幅30〜40cm・高さ40〜50cm前後・自社調べ)やステージ型です。壁掛けは壁に穴を開けるため、賃貸・分譲を問わず規約と原状回復の確認が要ります
  • 大きな仏壇が入らないときは、買い替えのほかに今の仏壇を作り直す方法があります。一般的なリメイクは30万〜100万円程度・3ヶ月〜半年程度(自社調べ)、結壇では118,000円〜(税込・供養込み)で約2〜3ヶ月です
結壇 監修者 稲垣亘佑

この記事の監修者

稲垣 亘佑いながき こうすけ

創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。

この記事でわかること

  1. リビングに仏壇を置いてよいのか、良い点と気をつけたい点
  2. テレビ・エアコン・掃き出し窓・床暖房との位置関係の決め方
  3. ソファや椅子で暮らすリビングに合う、仏壇の高さの決め方
  4. リビングに合う仏壇の種類と大きさ
  5. 来客の視線やインテリアとの調和が気になるときの考え方
  6. 火の始末・地震・子どもとペットへの備え
  7. 実家の大きな仏壇がリビングに入らないときの選択肢と費用

新築やリフォームで仏間を設けなかった方、引っ越しを機に仏壇をリビングへ移す方、そして実家の仏壇を引き継ぐことになり、置ける形にしてから迎えたいとお考えの方に向けた内容です。

リビングに仏壇を置いてもいい?

リビングに仏壇を置いてもいい?

リビングに仏壇を置いてよい、というのが今では広く共有された考え方です。仏間や床の間のある住まいそのものが減っていますので、置き場所がリビングしかないことを気に病む必要はありません。

当店でも、ここ数年のご相談はリビングに置く前提の方が最も多くなっています(自社調べ)。むしろ家族が集まる部屋にあることで、次のような良さが生まれます。

  • 朝晩に自然と前を通るため、手を合わせる習慣が続きやすい
  • 子どもや孫が、家族の手を合わせる姿を見て育つ
  • キッチンが近く、お供えの上げ下ろしや水の取り替えが億劫になりにくい
  • 家族の目が届くので、火の消し忘れやお供えの傷みに早く気づける

一方で、リビングならではの気がかりもあります。来客の目に触れること、テレビや生活音のなかに置くことになること、子どもやペットが動き回る部屋であること、そして家具との見た目の調和です。この記事では、この4つを順番にほどいていきます。

どれも工夫で解決できる範囲ですので、まずは「どこに、どの高さで置くか」から考えていきましょう。

リビングのどこに置く?テレビ・エアコン・窓との位置関係

リビングのどこに置く?テレビ・エアコン・窓との位置関係

置く位置は、方角よりも先に環境から決めていくと失敗が減ります。仏壇は木でできていますので、日光・風・熱の当たり方がそのまま傷み方に響くためです。

リビングで特に気をつけたい条件を挙げます。

  • 掃き出し窓のそば、南から西向きの日差し: 塗装の変色や木のひび割れ、反りの原因になります。窓から離す、正面が窓と向き合わない向きにする、レースのカーテンで和らげるといった方法があります
  • エアコンの吹き出し口の正面: 風が当たり続けると木部が急に乾き、割れや金箔の傷みにつながります
  • 床暖房の上への直置き: 熱がこもるため避けたい置き方とされています。ほかに場所がない場合は、置き畳や断熱性のある敷板をはさんで熱をやわらげます
  • 外壁に面した壁ぎわ: 結露しやすいので、内側の壁を選び、背面を数センチ離して風の通り道をつくります
  • 対面キッチンの真横: 油煙が付着して表面がべたつきやすくなります
  • リビング階段の下や、部屋を横切る動線の真ん中: 人の行き来が多く、落ち着いて手を合わせにくくなります

よくご質問をいただくのが、テレビの隣に置いてよいかという点です。テレビの隣そのものは差し支えないという見方が一般的で、避けたいのは音や振動が直接伝わる位置だとお考えください。同じ壁面でも少し離す、テレビと正対しない向きにするだけで、落ち着き方がずいぶん変わります。

方角についても触れておきます。「南向き・東向きがよい」とする説がある一方で、「方角は問わない」という考え方も同じくらい広く見られ、住宅の事情があるのでとらわれ過ぎなくてよいという見方も一般的です。宗派や寺院によって考え方が異なりますので、気になる場合は菩提寺にたずねておくと、迷いを残したまま置くより気持ちが落ち着きます。

神棚と同じ部屋になりやすいのも、リビングならではの事情です。神棚と仏壇を正面から向かい合わせにしない、上下に重ねて置かない、同じ部屋なら少し離す、という配置が一般に知られています。間取りの都合でどうしても近くなる場合は、正面を外して斜めにずらす方法がよく採られています。

高さは、ソファや椅子に座ったときの目線で決める

高さを決めるときは、和室の正座ではなく、ソファや椅子に座ったときの目線を基準にしてください。リビングは椅子で過ごす部屋ですので、和室向けの高さをそのまま持ち込むと、見上げるか見下ろすかのどちらかになってしまいます。

目安は、ご本尊が座った目線よりやや上に来る位置です。上置きタイプは、家具の天板の高さと仏壇本体の高さを足した高さで最終的な目線が決まりますので、置きたい家具の前に実際に座り、目の高さに手を当てて確かめてみてください。この一手間で、置いてから並べ直す手間がなくなります。

ここで、多くの方が悩まれる点をひとつ整理しておきます。「目立たないように低い位置へ置きたい」という気持ちと、「拝むときに見下ろす形は避けたい」という気持ちは、一見すると相反します。けれども座った目線を基準にすれば、立っているときの目線よりは自然と低くなりますので、部屋の中で悪目立ちせず、しかも見下ろさない位置に収まります。

床に据える台付きタイプの場合は、扉を開くと本体の横幅のおよそ1.5倍の幅が必要になります。前に座ってお参りするスペースが残るかどうかも、置く前に確かめておいてください。ソファとローテーブルの間に無理に押し込むと、日々の出し入れが窮屈になります。

なお、置き方の作法は宗派や寺院によって異なります。菩提寺があれば一度うかがっておくと、ご家族が納得したうえで手を合わせられます。

リビングに合う仏壇の種類と大きさ

リビングに合う仏壇の種類と大きさ

リビングに向くのは、床面を使わずに家具の天板へ載せられる小型の仏壇です。今お使いのリビングボードやサイドボードがそのまま台として使えるため、新しく家具を買い足さずに済みます。

種類ごとの特徴をまとめます。

種類 置き方 大きさの目安(自社調べ) リビングで向くケース 気をつけたい点
上置きタイプ リビングボード・チェストの天板 幅30〜40cm・高さ40〜50cm前後 床を使わずに置きたい。すでに家具がある 台の高さと合わせた最終的な高さを先に確かめる
台付き(収納付き)タイプ 床に据える 上置きより背が高くなる 仏具や法要用品をまとめてしまいたい 床面積を取る。購入費は上置きより高くなる傾向
ステージ型(扉なし) 棚・サイドボードの上 奥行きが浅く省スペース 圧迫感を抑えたい。洋室調のリビング ほこりが付きやすく、扉で隠せない
ミニ・モダンタイプ 棚・チェストの上 幅30cm前後・高さ30〜40cm前後 家具の木目や色に合わせたい 収まる仏具がミニサイズに限られる
壁掛けタイプ 壁に固定 奥行きが浅く場所を取らない 置ける家具がない 壁に穴を開けるため、賃貸・分譲とも規約と原状回復の確認が必要

数字はあくまで目安です。市販の小型仏壇に買い替える場合の購入費は3万〜20万円程度(自社調べ)で、材質や装飾の細かさによって幅が出ます。

家具調やモダンと呼ばれるタイプは、木目や色をリビングの家具に寄せられるのが利点です。床の色や既存の収納に合わせて選ぶと、置いたときに浮きません。天板の幅と奥行き、扉を開いたときの幅を測り、左右に10cm程度の余裕を見ておくと、お供えや掃除のときに手が入ります。

来客の視線とインテリアが気になるとき

「来客に見られるのが気まずい」「インテリアに合わない」というお気持ちは、隠さずお話しいただいて構いません。当店にも同じお声が届きますので、そう感じること自体はごく自然なことだとお考えください。

見た目を整える方法はいくつかあります。

  • 扉付きの仏壇を選び、ふだんは閉じて家具の一つとして見せる
  • 壁面収納や造作家具に組み込み、扉のデザインをほかの収納とそろえる(費用は工事の内容によって大きく変わります)
  • 布やロールスクリーン、格子などでやわらかく仕切る
  • 木目やつや、色味を既存の家具に合わせ、直線的なデザインを選ぶ

ただし、隠すことばかりを優先すると、扉を開ける手間が増えてお参りが遠のいてしまいます。当店では、隠す工夫よりも「家具の並びに自然と収まる大きさにする」ほうを先にご提案することが多いです。

たとえば当店で作り直したあとの大きさは、梅コースの四角型で高さ65×横幅160×奥行き105mmほどになります。これはサイズ例のひとつで、元の仏壇の状態やご希望によって仕上がりは変わりますが、リビングボードや飾り棚の一角に、写真立てと並べても違和感のない大きさだとお考えください。ここまで小さくなると、そもそも隠す必要がなくなります。

火と地震、子どもとペットへの備え

火と地震、子どもとペットへの備え

リビングは家族が長く過ごす部屋である一方、カーテンやソファ、新聞や紙類が近くにあります。火の扱いと転倒対策は、置き場所を決める段階で一緒に考えておきたいところです。

ロウソクや線香が原因の火災については、消防機関が実際の出火事例をあげて注意を呼びかけています。消し忘れたロウソクの溶けたロウが台の布に接触して火が出た事例、炎が上の棚の飾りに達した事例、線香の火が着ている服に燃え移った事例などが紹介されています。

備えとして効果があるのは、次のような工夫です。

  • 燃えにくい敷板を天板に一枚置き、カーテン・ティッシュ・新聞から離す
  • 重心が低く倒れにくいロウソク立てを使い、燭台に合わないサイズのロウソクを無理に挿さない
  • その場を離れるときは必ず火を消す。テレビを見ながらの点けっぱなしを習慣にしない
  • 火を使わずにお参りしたい場合は、電池式のLEDロウソクや、線香を寝かせて焚くタイプの香炉を使う

小さなお子さんやペットがいるご家庭では、手の届く高さに置かない、おりんや花立を天板の手前に出しっぱなしにしない、お供えの食べ物はお参りのあとに下げる、という3点を守っていただくと落ち着いて過ごせます。お供えを誤って口に入れてしまう事故や、仏具の落下を防げるためです。

地震への備えも一緒に考えておきましょう。耐震マットや滑り止めシートを敷いておくと、揺れたときの落下を防ぎやすくなります。テレビボードや背の高い収納の上に載せている場合は、落ちたときの危険が大きくなりますので、早めに手を打っておくとご家族も気を揉まずに済みます。

実家の大きな仏壇がリビングに入らないときは

実家の大きな仏壇がリビングに入らないときは

ここまで置き方をお伝えしてきましたが、当店に届くご相談でいちばん多いのは「置き方以前に、実家から引き継ぐ仏壇がリビングに入らない」というものです。この場合、選べる道は買い替えだけではありません。

実家の台付き仏壇は床から据えるぶん背が高く、搬入経路の扉や階段を通らないこともあります。無理に運び込んでも部屋の一角を大きく占めてしまい、置き方の工夫では追いつきません。

そこで知っておいていただきたいのが、今の仏壇を作り直して小さくするリメイクという方法です。手がける店は少数で、職人不足もあって対応できるところはむしろ減っています。そのため、この選択肢があること自体をご存じない方がほとんどです。

手法は大きく2系統に分かれます。ダウンサイジングとは、大きな仏壇を解体し、彫刻や扉、木材といった使える部分を活かして小さく作り直すことです。仏壇洗濯(せんたく)とは、元の形と大きさはそのままに、洗浄と塗り直しできれいに仕上げる方法で、金仏壇で選ばれることが多くなっています。

これに加えて、当店「結壇」ではもう一つの選び方をご用意しています。仏壇の一部を使って手のひらに収まる大きさまで小さくし、さらに1つの仏壇から複数個を作って、ご家族それぞれの手元へ形見分けする方法です。どの部分を残すかは、「この彫りは残したい」といったご要望を職人がうかがいながら決めていきます。

リビングに置くという前提で、費用と期間を並べてみます。

方法 費用の目安 期間 供養(魂抜き)の扱い 元の仏壇はどうなるか
今の仏壇をそのままリビングへ移す 移動の実費程度 すぐ 同じ家の中の移動なら儀式は不要とされる そのまま残る(寸法と搬入経路に無理がない場合)
小型の仏壇に買い替える 購入費3万〜20万円程度(自社調べ)+元の仏壇の供養・処分費 在庫があればすぐ手に入る 自分で寺院か業者に手配する 別に供養して手放す
壁面収納・造作家具に組み込む 工事の内容によって大きく変わる 工事の日程による 必要に応じて自分で手配する 元の仏壇の扱いは別に決める
リメイク(一般の業者) 30万〜100万円程度(自社調べ) 3ヶ月〜半年程度(自社調べ) 供養を行わないことが多い 加工に使われる
リメイク(結壇・梅/竹コース) 118,000円〜(税込)+引き取り費(地域別) 約2〜3ヶ月 料金に含まれる(提携寺院の僧侶が執り行う) 一部または全体が新しいミニ仏壇の材料になる
リメイク(結壇・松コース) 298,000円〜(税込)+引き取り費 約3ヶ月 同上 同上
供養して手放し、手元供養に切り替える 3辺合計のサイズ別(全国一律)+手元供養の品 引き取りの日程しだい 引き取りの料金に含まれる 手放す(手を合わせる仏壇は残らない)

比べるときは、費用と期間だけでなく供養の扱いも見ていただきたいところです。一般のリメイク業者では、供養を行わないまま加工に入ることが多くなっています。結壇では提携寺院の僧侶が魂抜きを執り行ったうえで加工に進み、その費用は料金に含まれています。

結壇でお預かりする仏壇の大きさは、3辺(高さ・幅・奥行き)の合計400cm以内が一つの目安です。これを超える場合も、できる限り対応方法を一緒に考えますので、まずはお気軽にご相談ください。引き取り費用は地域別で、静岡18,000円、関東・東海28,000円、関西29,000円など(いずれも税込)です。

1つの仏壇から2つ以上をお作りになる場合は、2つ目以降が30,000円割引になります。家族みんなのご先祖さまだからこそ、兄弟それぞれのリビングに一つずつという形を選ばれる方もいらっしゃいます。

進め方は、お電話やLINEでのご相談から始まります。あらかじめ寸法を測ったり写真を撮ったりしていただく必要はありませんので、「リビングに入らなくて困っている」という状態のままご連絡ください。施設への入居や引っ越しをきっかけにご利用いただいた方の声はお客様の声に、全体の流れはサービスページ、料金の詳細はご利用料金にまとめています。

仏壇を手放すと決めた方へ。話し合いの結果、リビングに置くこと自体をやめると決められる方もいらっしゃいます。結壇では引き取りと供養だけのご相談も承っており、料金は3辺合計のサイズごとに全国一律、対応エリアは全国(一部地域を除く)です。仏壇というモノを手放したあとも、手を合わせる気持ちは続けていけますので、そのままごみに出すのは気が引けるという方はサービスページからお問い合わせください。

こんな人におすすめ / おすすめしない人

リビングに置くために今ある仏壇を作り直す方法が、どんな方に合うのかを整理しておきます。

こんな人におすすめ

  • 置きたい場所は決まっているのに、実家の仏壇が大きすぎて入らない方
  • 買い替えると代々の仏壇を手放すことになるのが寂しい方
  • 来客の視線が気になり、隠す工夫よりも家具に馴染む大きさにしたい方
  • 供養(魂抜き)の手配まで、一度の相談で済ませたい方
  • 兄弟や親族で分け合い、それぞれのリビングに置きたい方

おすすめしない人

  • 来月の法要までになど、期日が迫っている方(製作に約2〜3ヶ月かかります)
  • 費用をできるだけ抑えたい方(市販の小型仏壇に買い替えるほうが安く済む場合があります)
  • 元の仏壇の面影にはこだわらず、インテリアに合わせてデザインを一新したい方
  • 仏壇という形にはこだわらず、手元供養の品だけで十分という方

期日が迫っているご事情があるなら、無理に作り直しを選ぶ必要はありません。ご家族が納得できる形を選ぶことがいちばん大切です。

よくある質問

Q. リビングに仏壇があると、法要のときに手狭になりませんか?

リビングはむしろ融通の利く部屋です。ソファやローテーブルは動かせますので、僧侶にお越しいただく際は仏壇の前を空け、参列される方が座れる列をつくれば形になります。前日までに家具の動かし方を一度決めておくと、当日あわてずに済みます。

Q. 和室からリビングへ移すだけの場合、供養は必要ですか?

同じ家の中で部屋を移すだけであれば、儀式は必要ないとされています。一方、転居のように住所が変わる場合は、魂抜きと魂入れをすすめる寺院が多くなります。宗派によって考え方が異なり、この言葉を使わない宗派もありますので、ご自身の宗派での進め方は菩提寺に確認しておくと、後から悔いを残さずに済みます。

Q. 2階建てで、仏壇の真上の階を家族が歩く場合はどうすればよいですか?

仏壇や神棚の上に「雲」「天」といった字を書いた紙を貼り、この上には何もありませんという意を表す慣習が知られています。貼る向きや取り替える頻度に決まったやり方はなく、地域や宗派によって扱いが異なりますので、必要かどうかは菩提寺やご家庭の慣習に合わせてお決めください。

Q. 来客に宗教の話をされそうで、リビングに置くのが気が引けます。

同じお気持ちの方は少なくありません。ただ、実際に置かれた方から「来客に何か言われた」というお話をうかがうことは、ほとんどありません。それでも気になるうちは、来客が座る位置から見えにくい壁面を選ぶ、テレビと同じ面に並べて視線が一か所に集まらないようにするなど、配置を変えるだけでも印象がやわらぎます。

Q. テレビ台やリビングボードの上に載せても、家具は耐えられますか?

しっかりした造りの家具であれば問題ありません。仏壇は小さくても木と金具でできていて、見た目より重さがあります。カラーボックスや突っ張り棚は天板がたわみやすいため避け、天板と仏壇の間に滑り止めシートを一枚はさんでおくと、扉の開け閉めやテレビの振動で位置がずれにくくなります。

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