
こんにちは。仏壇屋3代目のこうすけです!
上置き仏壇やミニ仏壇のような小さいお仏壇であれば、宅配便で送って供養と処分をしてもらう方法があります。ただし送れる大きさには上限があり、床置きの大きなお仏壇は郵送ではなく訪問での引き取りになります。
「業者さんに家まで来てもらうほどでもない」「遠方に住んでいて立ち会えない」というご相談は、当店にも本当に多く寄せられます。この記事では、送れるかどうかの見極め方から費用と梱包まで、順番にご説明します。
【早わかり】仏壇の郵送処分の要点
- 郵送で処分できるのは、おおむね段ボールに収まる小型のお仏壇です。結壇の郵送での引き取り処分は120サイズまで、一律4,800円(税込・送料別)です
- 宅配便の規格は、ゆうパックが3辺合計170cm以内・25kgまで、ヤマト運輸の宅急便が3辺合計200cm以内・30kgまで。ただし受け付けるサイズの上限は依頼先ごとに違います
- 郵送での供養処分の相場は1万〜3万円程度(自社調べ)で、これとは別に送料がかかるのが一般的です
- 送れないサイズだったときは訪問での引き取りへ。結壇では全国一律・サイズ別で、3辺合計150cmまで8,800円(税込)からお受けしています
- 位牌や仏具だけを送りたい場合は、結壇では1箱5,000円で供養処分を承っています
この記事は次のような方に向けて書いています
- 上置き仏壇・ミニ仏壇を、業者に来てもらわずに手放したい方
- 遠方や多忙で立ち会いが難しく、非対面で済ませたい方
- 送るだけで本当に供養してもらえるのか確かめたい方
稲垣 亘佑いながき こうすけ
創業60年の仏壇製造会社の3代目です。仏壇の一部分をそのまま活用し、手のひらサイズの仏壇に生まれ変わらせる結壇(ゆいだん)というサービスをやっています。大切な仏壇の想いと歴史を受け継ぐお手伝いをさせていただきます。
仏壇は郵送で処分できます

小型のお仏壇なら、宅配便で送って供養と処分をしてもらえます。段ボールに梱包して発送できる大きさかどうかが、そのまま判断の分かれ目になります。
目安になるのは「ひとりで持ち上げて、玄関まで運べるかどうか」です。仏間に据え付けられているような床置きのお仏壇は、解体しない限り宅配便の規格に収まりません。無理に運ぼうとすると、ご自身の怪我にもお仏壇の破損にもつながります。
結壇では、120サイズまでのお仏壇や仏具を郵送でお預かりしています。料金は一律4,800円(税込)で、送料はお客さまのご負担です。供養をご希望の場合の進め方や費用は、お申し込みの際にご案内しますので、あわせてお申し付けください。サイズが合うか分からないときも、まずはお気軽にご相談ください。できる限りの方法を一緒に考えます。
なお、お仏壇そのものをお寺に送って引き取ってもらう、という進め方は現実的ではありません。菩提寺がお仏壇の本体を引き取るのは極めて稀で、お寺にお願いできるのは供養の部分だと考えておくと話が早く進みます。
郵送で送れる仏壇のサイズと重さの目安

まず押さえていただきたいのは、運送会社が受け付ける規格と、供養処分の依頼先が受け付ける上限は別物だということです。宅配便で送れる大きさであっても、依頼先が「うちは○サイズまで」と決めていれば、そちらが優先されます。
運送会社の規格は次のとおりです。3辺合計とは、荷物の縦・横・高さを足した長さのことです。
| 運送会社・サービス | サイズ上限 | 重量上限 |
|---|---|---|
| 日本郵便 ゆうパック | 3辺合計170cm以内 | 25kgまで(25kg超30kg以下は重量ゆうパック扱い) |
| ヤマト運輸 宅急便 | 3辺合計200cm以内 | 30kgまで |
一方、結壇の郵送でのお預かりは120サイズまでです。実際にお送りいただくのは、次のようなものが中心になります。
- 上置き仏壇(タンスや台の上に置くタイプ)のうち、小ぶりなもの
- ミニ仏壇・モダン仏壇
- 位牌、過去帳、遺影、香炉やおりんなどの仏具一式
- お仏壇の扉や引き出しなど、解体後の部材
3辺合計が120cmを超えるものや、ご自身では動かせない重さのものは、訪問での引き取りをご検討ください。結壇の引き取りは全国一律の料金で、3辺合計150cmまでなら8,800円(税込)です。それより大きいお仏壇もサイズ帯ごとに料金が決まっていますので、お申し込みの前に金額をお伝えできます。
サイズを測るときは、扉を閉じた状態で外寸を測り、いちばん出っ張っている部分を含めてください。屋根の飾りや扉の取っ手が数センチ分をつくることがよくあります。
郵送処分の費用は供養料と送料の合計で考える

郵送で処分するときの費用は、依頼先に払う料金と送料の合計です。片方だけを見て「安い」と判断すると、あとで思っていた金額と違うということになりかねません。
| 費用の内訳 | 目安 |
|---|---|
| 供養処分料(一般的な相場) | 1万〜3万円程度(自社調べ) |
| 郵送でのお預かり(結壇・120サイズまで) | 一律4,800円(税込)※供養をご希望の場合は別途ご案内 |
| 送料 | 別途・お客さま負担(地域とサイズにより異なります) |
送料は発送元の地域と荷物のサイズで変わるため、この記事で実額をお示しすることはできません。発送前に運送会社の料金表でご確認いただくのが確実です。
結壇の郵送でのお預かりは、120サイズまで一律4,800円(税込)です。供養をご希望の場合の進め方や費用については、お品物の内容によってご案内が変わりますので、お申し込みの際にご相談ください。
他の方法とも並べておきます。ご自身の状況に近いところをご覧ください。
| 方法 | 費用の目安 | 供養 | 手間 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| 郵送でのお預かり(結壇) | 4,800円(税込・120サイズまで)+送料。供養をご希望の場合は別途ご案内 | 提携寺院で執行(内容はご相談) | 梱包と発送はご自身で | 上置き・ミニ仏壇、遠方、立ち会いが難しい |
| 訪問引き取りでの供養処分(結壇) | 8,800円(税込・3辺合計150cmまで)から。全国一律・サイズ別 | あり(提携寺院で執行) | 当日は立ち会いのみ | 床置きの大きなお仏壇、運び出せない場合 |
| 郵送での供養処分(一般的な相場) | 1万〜3万円程度(自社調べ)+送料 | 依頼先による | 梱包と発送はご自身で | 依頼先を比較して選びたい場合 |
| 自治体の粗大ごみ | 数百円〜2,000円程度(自治体により異なる) | なし(別に手配が必要) | 解体と運び出しをご自身で | 供養を別で済ませている場合 |
| 不用品回収業者 | 1万〜4万円程度(自社調べ) | 業者による | 立ち会い | 他の家財とまとめて片づけたい場合 |
費用だけを見れば自治体の粗大ごみがいちばん安く済みます。それでも郵送での供養処分を選ばれる方が多いのは、送り先で供養までしていただけるからです。結壇の場合、お預かりしたお仏壇や仏具の供養は提携先の寺院にお願いしており、宗派を問わずお受けしています。お布施を別にご用意いただく必要もありません。
郵送で処分するまでの流れ
手順は大きく5つです。順に進めれば、初めての方でも迷うところはありません。
- 依頼先に連絡し、送れる大きさか確認する — お仏壇の3辺合計と、送りたいものの内容を伝えます。写真を添えると話が早く進みます。
- ご家族・ご親族に一声かける — お仏壇は家族みんなのご先祖さまをお祀りしてきたものです。だからこそ、手放す前にひと言相談しておくと、後々みなさんが気持ちよく納得できます。
- 中身をすべて出し、梱包する — 詳しくは次の章でご説明します。
- 追跡と補償のある宅配便で発送する — 伝票の品名の書き方に決まりがある場合もあるので、依頼先に確認しておくと発送当日に迷いません。中身が分からない形で送りたいというご要望も、遠慮なくお伝えください。
- 到着後、供養が執り行われる — 供養の日程や、その後のご連絡の時期については、依頼先にあらかじめ確認しておきましょう。到着したかどうかが分からない期間が不安の種になりやすいためです。
送る前に魂抜き(閉眼供養=お仏壇から魂を抜いていただく儀式)が必要かどうかは、よくいただくご質問です。宗派によって考え方が異なり、「魂抜き」「閉眼供養」という言葉を使わない宗派もあります。ご自身の宗派の正式な進め方は、菩提寺に確認すると確実です。菩提寺がない場合は、送り先で供養を手配してもらえるかを先に確かめておくと、二度手間になりません。
梱包のしかたと、送る前に必ず確認したいこと

梱包でいちばん大事なのは、中身を全部出してから箱に詰めることです。郵送は、訪問引き取りと違って業者と一緒に最終確認ができません。送ってしまうと現物は戻ってきませんから、この工程だけは丁寧に進めてください。
- 引き出しの奥と、お仏壇の裏側を必ず見る — 通帳、印鑑、現金、古い写真、手紙が出てくることが本当によくあります。引き出しは一度全部抜いて、裏返して確認してください。
- 位牌・過去帳・遺影を分ける — 一緒に供養していただくのか、手元に残すのかをここで決めます。過去帳はご家族の記録として残される方も多いものです。
- 香炉の灰と線香は袋に密閉する — そのまま入れると輸送中にこぼれ、箱の中がすべて灰まみれになります。ビニール袋に入れ、口をしっかり縛ってください。
- 扉と引き出しをテープで固定する — 輸送中に開いて、ぶつかって割れるのを防ぎます。
- ガラス・障子部分は緩衝材で包む — 気泡緩衝材や新聞紙を使い、隙間ができないよう詰めます。
- 箱の隙間を埋める — 中で動くと壊れます。丈夫な段ボールを選び、上下面はテープで補強してください。
追跡番号のつく宅配便を選ぶことも忘れないでください。万一の破損に備えて補償の範囲も確かめておくと、途中で何かあっても対応の相談ができ、落ち着いて見送れます。
郵送処分がおすすめの人・おすすめしない人
こんな人におすすめ
- 上置き仏壇やミニ仏壇など、ご自身で梱包できる大きさのお仏壇を手放したい方
- 遠方にお住まいで、立ち会いの日程を合わせるのが難しい方
- ご近所や周囲に知られずに、静かに済ませたい方
- 費用をできるだけ抑えつつ、供養はきちんとしたい方
- 位牌や仏具だけを供養してもらいたい方
おすすめしない人
- 床置きの大きなお仏壇をお持ちの方(宅配便の規格に収まりません。訪問引き取りをご検討ください)
- ご自身で運び出せない、梱包する体力や道具がない方
- お仏壇を最後にきちんと見送りたい、手渡しで託したいというお気持ちが強い方
- ご家族・ご親族の間でまだ話がまとまっていない方(送ってしまうと元には戻せません)
大きさが足りずに郵送を諦めた場合でも、行き止まりではありません。結壇の訪問引き取りは全国一律のサイズ別料金で、料金には引き取り・運送・搬出作業・供養代まで含まれています。追加料金は基本的にいただいていません(吊り下げやクレーンを使う特殊な搬出のみ、別途ご相談となります)。当日は立ち会っていただくだけで、運び出しは提携先のスタッフが行います。対応は全国(一部地域を除く)です。
位牌や仏具だけを送りたい場合

お仏壇の本体はすでに処分済みで、位牌や過去帳、仏具だけが手元に残っている、というご相談も少なくありません。この場合も郵送で対応できます。
結壇では、仏具やお位牌を箱に詰めてお送りいただければ、1箱5,000円で供養処分を承っています。箱の中に複数のお品物をまとめていただいて構いません。
送る前の整理として、次の3つを目安にしてみてください。
- 位牌 — 供養のうえでお預かりするほか、お寺の位牌堂に安置していただく方法もあります
- 過去帳 — ご家族の記録として保管される方が多く、手元に残しても問題ありません
- 遺影 — 供養してお預かりできます。写真だけをデータにして残される方もいらっしゃいます
判断に迷うものは、無理にその場で決めなくて構いません。一度手元に置いておき、気持ちが落ち着いてから改めて考える形でも遅くはありません。
捨てずに残すという選択肢もあります
ここまで郵送での処分をご説明してきましたが、当店でご相談を受けていると、「本当は手放したくないけれど、置く場所がないから仕方なく」とおっしゃる方が実に多いのです。もしそのお気持ちがあるなら、お仏壇の一部を手のひらサイズに作り直すという方法も知っておいていただきたいと思います。
結壇では、お引き取りしたお仏壇の扉や彫刻、木材といった部分を職人が活かして、今の住まいに置けるサイズのお仏壇へ作り直しています。魂抜き(閉眼供養)を済ませたうえで加工しますので、供養の面でも区切りをつけたうえで進められます。処分してしまうと手を合わせる場所がなくなりますが、この方法なら、小さくなっても手を合わせる先が残ります。
料金は梅(部分リノベーション)の四角型で118,000円(税込)からで、供養の費用は料金に含まれています(お仏壇の引き取り費用は地域別に別途)。納期はおよそ2〜3ヶ月です。一般的なリメイクの相場は30万〜100万円程度(自社調べ)、納期は3ヶ月から半年程度が目安ですので、当店は料金が分かりやすく、期間も短めに収まる形にしています。
ひとつのお仏壇から複数個をお作りして、ご兄弟やご親族で分け合う形にされる方もいらっしゃいます。詳しい内容は結壇のサービスページ、料金はご利用料金のページをご覧ください。実際にご依頼いただいた方のお話はお客様の声にまとめています。
よくある質問
Q. 送ったあと、いつごろ供養してもらえますか。
依頼先によって供養を執り行う頻度が異なり、まとめて日を決めている場合もあります。お急ぎのご事情があるときは、申し込みの段階でその旨をお伝えください。到着の連絡や供養の予定日を教えてもらえるかを事前に確認しておくと、待つ間の不安が少なくて済みます。
Q. お仏壇を自分で解体してから送っても構いませんか。
解体すれば箱に収まる場合もありますが、無理に壊すと釘や刃物で怪我をする危険があります。解体した部材でも受け付けてもらえるかは依頼先によって扱いが違いますので、作業を始める前に必ず確認してください。結壇へは、解体後の扉や部材の形でもお送りいただけます。
Q. 郵送の場合、お布施は別に必要ですか。
結壇でお預かりしたお品物の供養は提携先の寺院にお願いしており、お布施を別にご用意いただく必要はありません。菩提寺に直接供養をお願いする場合のお布施は、1万〜5万円程度が目安です(自社調べ)。金額は宗派やお寺との関係によって幅がありますので、迷うときは率直に伺ってしまうのがいちばん確実です。
Q. 送料はどのくらいかかりますか。
発送元の地域と荷物のサイズによって変わるため、一律の金額をお示しできません。運送会社の料金表で、3辺合計の寸法と発送先の地域を入れてご確認ください。なお、結壇へお送りいただく場合の送料はお客さまのご負担となります。
Q. 家族に相談せず送ってしまいましたが、大丈夫でしょうか。
まずは依頼先にすぐ連絡し、供養前であれば返送や保留ができないかを相談してください。そのうえで、ご家族には正直に経緯をお話しされることをおすすめします。お仏壇は家族みんなのご先祖さまをお祀りしてきたものですから、後から知って寂しい思いをされる方が出ないよう、早めに共有しておくほうが関係を保ちやすくなります。
まとめ
小型のお仏壇であれば、郵送で供養と処分を済ませられます。判断のポイントは、送れる大きさかどうか、そして供養まで対応してもらえるかどうかの2点です。
結壇では、120サイズまでの郵送でのお預かりを一律4,800円(税込・送料別)、位牌や仏具だけであれば1箱5,000円の供養処分でお受けしています。サイズが合わない場合も訪問引き取りで全国(一部地域を除く)に対応していますので、どちらが合うか分からないときは、まずはご相談ください。
そして、手放す前にもう一度だけ考えていただきたいのが、お仏壇の一部を手のひらサイズに残すという方法です。ご先祖さまへの感謝を、これからも小さな形で続けていく選び方があることを、頭の片隅に置いていただけたらうれしく思います。